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スマートフォンに関するアンケート(2012初秋・前編)

iPhone5も発売され、ますます活気を帯びてきているスマートフォン市場。
主婦層にも浸透しつつある過程を、昨年夏に調査した結果と比較しながら2回に分けて探る。

問1 スマートフォンをもっていますか。
問2 スマートフォンをもっている方、それはいつからですか。
スマートフォンをもっていますか 2011年度調査 スマートフォンを買う予定はありますか いつから持っていますか
■ 着実に増えつつある主婦のスマホユーザー
昨年8月に「スマートフォンについて(2011年夏編)」では、スマホを「持っている」と答えた人が17.1%、「持っていない」と答えた人が82.9%と約2:8だったのに対し、今回の調査ではそれぞれ51.3%と48.8%と、ほぼ半々の割合となった。また、前回調査で「スマートフォンを買う予定はありますか」との問いに「買う予定がある」(6.7%)、「携帯を買い換える時に考える」(39.4%)と約5割弱の人がスマホ購入を考えていたことがわかったが、今回「いつから(スマホを)持っているか」との問いに「半年以内」(40.4%)、「1年以内」(27.6%)と答えた人を合わせると7割弱にもなることから、半年から1年以内に新規で「スマホデビュー」した人がとても多いことがわかる。各キャリアでの着実な機種の増加によって社会的な市民権を得たことで、一般的に「財布のひもがかたい」主婦にもようやく浸透・定着してきたと言えるだろう。
問3 スマートフォンをもっている方、キャリア・機種を教えてください。
キャリア・機種を教えてください
■ キャリアはドコモ、機種はiPhoneが人気
機種一番人気のiPhone(35.9%)は、ソフトバンクのほかauでも昨年10月から取り扱いを始めたため、「auでのiPhoneユーザー」も追加された。その上、つい最近iPhone5も発売されたこともあるので、さらにiPhoneユーザーは増える可能性があるだろう。しかし、AndroidもiPhoneに負けじと、キャリアに関係なくほしい機種が買える状況が増えつつある。特に「AQUOS PHONE」(10.9%)や「ARROWS」(7.1%)などはドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに対応している。ここでキャリアに視点を移してみると、そのほかの「Xperia」(8.3%)「GALAXY」(5.8%)「REGZA Phone」(5.8%)も含め、iPhone以外の上位に挙げられた機種すべてに対応しているキャリアはまさにドコモ(42.3%)だけ。多種多様な機種を選べるメリットが、この結果にあらわれていると言えよう。また、前述のとおりiPhoneとAndroidの両方が選べるau(30.1%)、「やっぱりiPhoneといえば......。」と言った感のあるソフトバンク(26.9%)と続くのも、なんだか納得がいく結果ではある。
問4 スマートフォンで何をすることが多いですか。
■ ケータイでは経験できなかった「新感覚」が楽しめる
前回調査では、「メール」「インターネット」がともに87.3%と、パソコンとケータイの間としての側面が大きかったスマホの使い方だが、今回はそれぞれ14.7%、12.2%と割合が下がった。その反面「アプリで遊ぶ」(46.2%)、「SNS(ツイッターやFacebook)をする」(41.7%)という使い方が多くなったが、これは無限にあるかのように氾濫するアプリがもたらす「新鮮な経験」によるものだろう。「SNS(ツイッターやFacebook)をする」のも、それぞれ対応するアプリを経由することで、飛躍的に操作性が向上するものもある。まさにスマホは「アプリを駆使するための機器」と言えよう。つまり、前述の「メール」「インターネット」の割合が下がっても、使用頻度が減ったというより、アプリ経由の操作がスマホですることの主役に躍り出たといったところだろう。また、操作面での変化も大きい。「スワイプ」「フリック」「タップ」などの、指を使って画面を直接触る動作も加わったのは画期的だ。これはスマホだけではなくタブレットも同様だが、今まではATMなどの端末でしか経験していなかったようなこれらの「新感覚」が、便利さ・快適さをさらに高めてくれているようだ
問5 あなたの「おすすめアプリ」を教えてください。
問6 LINEアプリを使っていますか。
問7 LINEアプリを使っている方、長所・短所を教えてください。
あなたの「おすすめアプリ」を教えてください LINEアプリを使っていますか
■ 主婦にも「LINE」は浸透中
「スマホ」という空間にインストールしているアプリはまさに千差万別。人々は、一体どんなアプリを入れて活用しているのだろうか。そこでおすすめアプリを聞いてみたところ、人気は「cook pad」(8.3%)「LINE」(5.1%)「なめこ栽培キット」(4.5%)「乗換案内」(3.8%)「facebook関連」(3.2%)と続いた。少数意見として、手帳アプリ「ジョルテ」、写真加工ソフト「Instagram」、ねぎ、こんにゃく、きゃべつの資源を収穫するとG(GUNMA)が手に入る「ぐんまのやぼう」、金魚すくいができる「金魚の達人」などなど、実用的なものから楽しめるものまで、いろいろなアプリを試していることがわかる。特に「cook pad」が上位に来るのは、圧倒的に主婦が多いマム会員ならではの回答だが、注目すべきは2位の「LINE」だ。特にキャラクターを使って感情や状況を簡単に表せる「スタンプ機能」は人気が高い。便利といった機能性のよさだけではなく「使っていて楽しい」と思えるところが魅力のひとつなのではないか。 そこであえて「LINEアプリは入れていますか」と聞いてみると「はい」が46.8%「いいえ」が53.2%と、半数近くがすでにインストールしていることが分かった。さらに「はい」と回答した人にLINEの長所・短所を挙げてもらったところ、「長所」はなんといっても「無料で通話やメールが出来ること」(30代)という意見が多かった。今までかかっていた通話料やパケット代を考えれば、節約にもつながり経済的だと感じる人も多いだろう。また、「他社キャリアの友達とも気軽にメールや電話ができる」(40代)「素早くコミュニケーションがとれて、複数の人数でグループが作れる」(20代)など、コミュニケーションツールとしての優れた面も評価していた。しかしこのLINEのフットワークの軽さを一番の「短所」として挙げる人も多い。「相手のアドレス帳に登録されているだけで勝手にLINEの"友達"として登録されてしまう」(40代)といった、LINEならではの「友達探し」機能は賛否両論。「"友達"は自分で登録するから、勝手なことしないで~!」とつい文句を言いたくなる状況もあるようだ。たとえば「友達の古い電話番号からなりすましの卑猥なメッセージが届いた」(30代)などの思わぬ形でトラブルに巻き込まれた例を挙げる人もいた。これでは「個人情報が不安」(30代)と心配してしまうのも無理はないだろう。
■ アプリの分だけ、使い方はいろいろ。スマホの世界をスマートに生きよう
LINEは前項のようななりすましメールや"友達"探しについて、もちろん対策を講じる手段をいろいろと準備している。しかし、ある程度の知識がないと、自分の人間関係や環境に準じた「オリジナルの設定」をすることは難しい。また「履歴が簡単に見られ、相手が読んだのかが分かる」(30代)と好意的に思う人もいれば、「相手が見たかどうかがわかるので、忙しい時には返信するときに困るし、既読なのに返事がないのも気になる」(30代)と感じる人もいるし、「勝手に友達が出てくる」(50歳)と困る人もいれば、「しばらく連絡を取っていなかった知人と連絡が取れた」(30代)と喜ぶ人もいる。
要はLINEに限らず、どんなアプリでもハッピーに使いこなせるかはやっぱりユーザー次第なのだ。そして「ネチケット」や「ネットリテラシー」の必要性は、パソコンやケータイ同様、スマホの世界においてもついて回る。ましてや、子どもにスマホを持たせるとなればなおさらだ。人の親であってもなくても一応「大人」なのだから、スマホを使う以上は適切に、なおかつスマートに使いこなしたいものだ。確かにスピード感あふれるスマホの世界についていくのはちょっと、けっこう大変だ。それでもめげずに「あら、これ便利♪」と思えるアプリや機能を探して出会うことが多ければ多いほど、スマホは生活の中で必要不可欠なアイテムとして役に立っていくことだろう。

他にも以下の設問がございます。

  • スマートフォンをもっていますか。
  • スマートフォンをもっている方、それはいつからですか。
  • スマートフォンをもっている方、キャリア・機種を教えてください。
  • LINEアプリを使っていますか。
  • LINEアプリを使っている方、長所・短所を教えてください。
  • スマートフォンで何をすることが多いですか。
  • あなたの「おすすめアプリ」を教えてください。
  • スマートフォンをもって、あなたの生活は変わりましたか。そしてどんなところが変わりましたか。
  • スマートフォンをもっていない方、携帯電話はもっていますか。
  • か月の通信費はいくらですか。
  • スマートフォンをもっていない方、スマートフォンは欲しいですか。その理由も教えてください。
  • スマートフォンが欲しい方、興味のある機種はどれですか。
  • お子さんはスマートフォンをもっていますか。
  • お子さんがもっている方、だいたいの年齢について教えてください。
  • お子さんがスマートフォンをもって変わったことはありますか。それはどんなことですか。
  • お子さんがスマートフォンをもってからトラブルや心配ごとはありましたか。
  •  
■調査概要
住所 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2012年9月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)320名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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