• ようこそ ゲストさん
  1. HOME
  2. 主婦と消費行動研究所
  3. ほんねリサーチ
どんな「節電」していますか!?

東日本大震災をきっかけに、一人ひとりの節電に対する意識はかなり変化した。
そこで、夏の暑さ対策や計画停電について、どのように備えているのかを聞いた。

問1 節電していますか?
問2 節電はどんなことをしていますか?
節電していますか? 節電はどんなことをしていますか?
■ 節電はもともと「特別な心がけ」ではなかった!? 当たり前のことをマメに行うのがコツ
「前からしている」「最近するようになった」という回答を合わせると実に98%もの人が節電を実行している。その中でも「前からしている」と答えた人が72%もいる。つまり、常日頃から節電を心がけている人が実は多かった、ということが分かる。そしてそれは「照明をこまめに消す」「コンセントを抜いている」「主電源を切る」など、手軽にできるものばかり。まずは簡単にできることを継続的に行うことから節電は始まると考えるようだ。
問3  「夏ならでは」または「今年の夏」に、やってみよう、出来そうと思う節電アイデア、節電のコツがあれば教えてください。
 「夏ならでは」または「今年の夏」に、やってみよう、出来そうと思う節電アイデア、節電のコツがあれば教えてください。
■ 人が移動すれば消費電力も移動する!? 人の行くところ「体感温度コントロール」が節電へのカギ
体感温度のコントロールに対する節電アイデアやコツに回答がほぼ集中しているのに象徴されるように、夏といえばやはり暑さ対策。人々はいままで無意識のうちに、この部分を電力に頼っていたことが分かる。「図書館など外で過ごす」「なるべくエアコンを使わない、温度調整」というエアコンに関する工夫と、「遮光カーテン・すだれをつける」「グリーンカーテンを作る」などの日差しを遮るアイデアが上位を占めたが、電力をコントロールする直接的な節電と、「首を冷やす」といったような直接体を部分的に冷やすことにより暑さをしのごうとする間接的な節電に大別されることが見えてきた。 また、「図書館など外で過ごす」ということは家庭での節電にはつながるものの、外出先で涼むのであれば結局は何かしらの電力の恩恵を受けることになる。人々はどうにかして体感温度を正常に保ちたいと試行錯誤しながら、同時に節電する方法を考えているようだ。
問4 節電対策、停電対策のために、最近、変化した生活習慣はありますか?
節電対策、停電対策のために、最近、変化した生活習慣はありますか?
■ 震災で一時的にモノがなくなるなどの不便だった経験を活かして、いつもの生活をポジティブに見つめなおす時期
前述の「直接的な節電」と「間接的な節電」の併用で生活習慣が変化した人も多い。両方の要素がある「洗濯回数を減らす、洗剤を変える」は、象徴的な回答である。また、「なるべく車を使わない」「エレベーターをなるべく使わない」などは、一時的なガソリン不足や計画停電の影響が懸念された際に多くの人を悩ませた経験からだろう。 また、技術革新や政府のエコポイント対策の面から注目されていたLED電球などの省エネ家電は、節電対策の波で一気に消費が高まりつつあるようだ。「LED電球や省エネ家電に替える」という人も少数ながらいることから、最新の恩恵を受けながら、賢く節電しようとする人も増えていることが分かる。
問5 停電に備えて準備していること、準備しようと思っていることがあれば教えてください。
問6 夏に計画停電が行なわれることになったときの心配事はありますか?
停電に備えて準備していること、準備しようと思っていること 夏に計画停電が行われることになったときの心配事はありますか?
■ 今年の夏の過ごし方に大きな変化!?
非常時のためには「常に」備え、食材は「使う分だけ」 東日本大震災にて思わぬ停電を経験した地域が多かったこともあり、「懐中電灯などの準備」「携帯などの充電」「飲み水の確保」など、その際不便だったことの経験を基にしている結果が上位を占めた。これらは現在計画停電エリア以外に住んでいても、日ごろからの備えとして役立つ意見である。また、「保冷剤の準備」「調理不要の食品を買う」ことを考えている人も多かった。やはり冷蔵庫が使えなくなるのは主婦にとって不都合極まりない。今から先手を打ちたいという気持ちのあらわれだろう。
 また、そのような不安の背景には、やはり昨年の猛暑が影響している。暑さに加え、電力不足による体感温度の上昇は、考えただけでも恐ろしいと想像する人が多かったのではないか。しかし節電に気をとられすぎて、「熱中症・体調不良」を引き起こさないことも注意したい。そしてここでも「食材の保存」は不安材料としても大いに心配だ。食材が保存できないとなると、いつも通りの食事の作り方はできない。作ったら即消費するなどの工夫が必要だ。少数意見の中には「放射能が心配だから窓を開けたくない」という放射能に関する不安もあり、当分の間はさまざまな面で気を配らなければならない日々が続きそうだ。

■ 今こそBack to the「昭和」! 昔ながらの生活の知恵を活かすことが節電につながる!?
節電アイデアの少数意見として「お風呂の水を朝から張って水温をあげておく」「家族がばらばらにならず一つの部屋に集まるようになった」「掃除機を使わないで済む個所はほうきで掃除するようになった」など、節電のアイデアというよりまるで「昭和の古き良き時代の風景」をほうふつとさせる意見も多数あった。
 私たちはいつの間にか、どんどん便利になる電化製品やサービスを使うことで、電力をついつい無限にあるもののように使ってしまっていた。しかし東日本大震災を機に、今まで看過されていた「使いっぱなしの生活」を送ることは難しくなった。節電を積み重ねることで夏の計画停電が避けられるとは限らないが、一人ひとりが消費電力を極力抑え、それらに替わる生活の知恵を再確認することで、みんなで貴重な資源を分け合っていることを認識すべきである。 なによりも被災地の少しでも早い復興を願いつつ、私たちにできることのひとつとして、引き続きあらゆる面からの節電を心がけていきたい。

他にも以下の設問がございます。

  • 節電していますか?
  • 節電はどんなことをしていますか?
  • 「夏ならでは」または「今年の夏」に、やってみよう、出来そうと思う節電アイデア、節電のコツがあれば教えてください。
  • 節電対策、停電対策のために、最近、変化した生活習慣はありますか?
  • 計画停電エリアですか?
  • 計画停電の情報は何で知ることが多いですか?
  • 停電に備えて準備していること、準備しようと思っていることがあれば教えてください
  • 夏に計画停電が行なわれることになったときの心配事はありますか?
  • 災害対策は、普段からしていますか?
  • 防災対策は何をしていますか?
  • 災害用伝言ダイヤル「171」の使い方は知っていますか?
  • 携帯電話の「災害用掲示板」の使い方を知っていますか?
  •  
■調査概要
このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2011年4月

回答者数

20代から50代の女性(弊社WEB会員)307名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

«前のページへほんねリサーチTOPへ次のページへ»

ページの先頭へ

この記事が気に入ったら「応援する」ボタンをクリック

応援する