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主婦の不況対策に関するアンケート

ニュースから流れる不況の知らせ。
働きたくても働けない人、働きたくないけど働かなければならない人、 いろいろな人生が映し出され、不安の芽がもやもや動き出すような 日々ではないでしょうか。 ますますの厳しさが予測される家計環境の中、 不況対策と主婦の仕事観について聞いてみました。

問1 あなたは、どんなことから不景気を実感しますか。
あなたは、どんなことから不景気を実感しますか。
■不景気気分は、身近な人の失業や収入減とマスコミ報道から?!
 不況、不景気と言われるが、暮らしのなかで、主婦はどんなときに不景気気分を感じているのか。「家族や自分の収入が減った」「近くの店がつぶれた」といった現実的な回答もみられたが、もっとも多かったのは「100年に一度の危機」というマスコミ報道。身近に失業者がいる人も1割以上おり、確かに不景気の影は私たちの周囲に色濃い。だが、「不景気だ、不景気だ」と言われることで、不景気気分がなおさら高まってしまっていることも事実のようだ。
  さて、「100年に一度」報道は、主婦にとってどんな意味があるのだろうか。もっとたいへんな人たちがいると安心させてくれるものなのか? 不況について自由に書いてもらったところ、求人減や再就職のむずかしさを実感している人も多く、将来を思い、不安を募らせているようだ。その一方で、在宅ワーク制度の充実や子育て支援など、家庭と仕事の両立のための仕組みを強く希望する声も多かった。
問2 生活費抑制に効果的だと思う対策があれば教えてください。
問3 (特定の定期支出を見直した方は)何を見直しましたか。
生活費抑制に効果的だと思う対策があれば教えてください
■不況は主婦を忙しくする!? 外食×、外出×、美容院などもってのほか!
 前項では、回答者の92%が不況を実感していた。では、主婦たちはどのような不況対策を実践しているのだろうか。もっとも効果的な対策は「食費や外食費を減らす」ことだった。育ち盛りの子どもがいれば、食費は大きく減らせるわけはないのだが......。そこで、個別の回答を見ていくと、主婦の節約ファーストステップは外食やお惣菜購入の頻度を減らすことだった。安い材料を探して手作りするのが一番の節約である。よって、不況は主婦を忙しくするということになる。
  回数を減らすのは外食だけではない。外出もできるだけしない。店頭で「必要だ」と思うものでも、なければないで何とかなることが多いもの。なにより「買わない」ことが大事。財布のひもがキュッと締められている現状が明らかになった。
  日々の支出だけではない。別の設問からは、保険や教育費のための預金といった定期支出に手をつけたという回答も出始めてきている。美容院通いの頻度を減らし、すぐ必要でないものは買わないといった、日常の節約でやり過ごせる程度の不況であることを祈りたい。
問4 「自分の収入」について、あなたの考えに最も近いものを選んでください。
「自分の収入」について、あなたの考えに最も近いものを選んでください。
■家計を助けるため? 自立したい? 主婦が働く理由のホントは?
 「家計が苦しいからパートに出る」という言葉はよく聞かれるが、家族の収入や蓄えの額にかかわらず「自分の収入がほしい」という声が大きかった。現実には家計を助けるために始めるパートだが、小学生以下の子どもを持つ主婦が6割を超える回答者たちにとって、実は、不況が自己実現や社会参加へのきっかけとなっているのではないかとも受け取れる。
  不景気の中、厳しい家計状況は否定しようがないが、家族のために立ち向かうという主婦たちの決心を、よい意味で後押ししてくれるのも、不況なのかもしれない。
問5 「主な稼ぎ手」が失業するという事態に備えていますか。
問6 夫、または「主な稼ぎ手」が仕事を失った場合、あなたはどのくらい稼げると思いますか。
「主な稼ぎ手」が失業するという事態に備えていますか。 夫、または「主な稼ぎ手」が仕事を失った場合、あなたはどのくらい稼げると思いますか。 備えの度合いと家計を支える意思の関係
■主婦の8割に危機意識不足? 否、やるときにはやる主婦達よ、今から最初の一歩を踏み出そう!
  不況の影響で家計の主な稼ぎ手が仕事を失う。かつて終身雇用が当然だった日本でも、そんな事態が当たり前のように起きている。しかし、主婦の危機意識は全般に低い。ある日突然収入が途絶えるという事態に対し、「具体的に備えている」「心の準備はしている」という回答は全体の2割程度。「考えたことがない」という回答者が3割近くであり、「漠然と心配している」に至っては、全体の半数を占めた。このご時勢、それほど安心していいのだろうか。
  "いざというときを想定して準備する余裕はない。だが、起こったことには、なんとしてでも対応してみせる″というしたたかさの裏返しなのか、と深読みもできないことはない。そこで、緊急事態への備えと家計を支えていこうという意思との関連を見たところ、「具体的に備えている」「心の準備はしている」回答者では、自分が家計を支えていこうという意思が見えたが、「漠然と心配している」「考えたことがない」では、自分が家計を支えられるとは思えないという自信のなさが明らかに......。
  しかし、自信のなさを嘆く必要はないだろう。その自信のなさは経験のなさ。4分の3の主婦が自分の収入を得たいと思い(問4)、9割がいざとなったら自分が働くという選択をしている(その他の設問)。そこがすべてのスタートライン。いずれ自信につながるに違いない。だからこそ、最初の一歩を今から踏み出してほしいのである。

他にも以下の設問がございます。

  • あなた自身に収入はありますか。
  • 現在、家計簿をつけていますか。
  • 最近のあなたの生活におきている変化をすべて選んでください。
  • 何を見直しましたか。
  • あなたは、家族の中の「主な稼ぎ手(もっとも収入の多い人)」ですか。
  • 「主な稼ぎ手」が失業するという事態に備えていますか。
  • それは、どのような備えですか。いくつでもお選びください。
  • 「主な稼ぎ手」であるあなたが仕事を失った場合、あなたはどうしますか。
  • 夫、または「主な稼ぎ手」が仕事を失った場合、あなたはどうしますか。
  • 不景気、雇用問題、女性の仕事について、日頃から感じていること、ご意見がありましたらなんでもお書きください。
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■調査概要
このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2009年4月

回答者数

20代から50代の女性(弊社WEB会員)407名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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