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私立も公立も、中高一貫の共学校が人気!
あなたのお子さんには中学受験をさせる? させない?
中学受験に関するアンケート

2008年度の中学受験者数も、昨年度に比べて増加傾向に。
そこで今回は小学生のいる会員へ、中学受験について意識調査を実施。
今どきの小学生&ママには、男女共学の中高一貫校が人気だった!?
「いつから塾に通わせるの?」「学校を選ぶ決め手は?」など、身近な疑問から、中学受験に対するママのホンネまで、一挙公開!!

問1.小学生のお子さまがいる方に伺います。
お子さまは、中学受験をする予定ですか? また、その理由もおしえてください 
お子様は中学受験をする予定? 「中学受験をする・考えている」と回答した人の理由 「中学受験をしない・わからない」と回答したグループの理由
■「中学受験をする・考えている」は30.4%に!
  小学生の子どもがいる人に「中学受験をするか」聞いたところ、「受験する・考えている」とした人が30.4%となった。「受験はしない」とした人は45.1%で、半数近くは公立中へ進学予定。しかし、「わからない」とした人は24.5%となり、この先どちらを選択するのか気になるところ。  さらに、「中学受験をする・考えている」理由として1位になったのは、「公立の評判が悪い」32.2%だった。2位には「本人の希望」26.4%、さらに「中高一貫校に行かせたい(18.4%)」、「私立のシステムや先生が良い」(12.6%)が続く。
 一方、「中学受験をしない」「わからない」理由としては、「地元の中学に行きたい/公立中の評判がよい」16.6%で1位。2位には「本人の希望」15.1%、「私立の良さが不明」「金銭的な問題」などが続く。「中高一貫校に行かせたいとは思うが、お金もかかるから迷う」や、「進学予定の公立中が荒れている...」という意見も聞かれ、迷っている人の中には、私立へ進学させる人も出てきそう。
 昨今では私立のみならず、公立の中高一貫校の人気も高まり、首都圏では中学受験者数が増加している。しかし、地方によっては中学受験の必要性を感じないところもあり、また、相変わらず公立校への不満も多いことから、地域または学校間の学力の格差是正を求める声も多く聞かれた。
問2.問1で「中学受験をする・考えている」と答えた方に伺います。
どの中学を受験する予定ですか?(複数回答可) また、受験しようと考えている中学について、どの情報を参考にしますか?
どの中学を受験する予定ですか? 受験したい中学について、どの情報を参考にする?
■私立も公立も、共学の中高一貫校が人気上昇中!
 最近は、女子校・男子校より、男女共学のほうが人気傾向があるといえそう。私立中の共学校は56.3%とダントツの1位。2位には、2008年度の首都圏の受験で倍率も高かった公立の中高一貫校が40.2%と、ここでも人気ぶりが伺える。
  また、受験したい中学について、どの情報を参考にしているのか聞いたところ、1位には「各学校のホームページ」73.6%となり、いまや学校のホームページはあって当たり前、学校選びの判断材料の一つになっているようだ。2位には「各学校での説明会」67.8%となり、やはり一度は実際に話を聞くことも必要ということだろう。3位以下は大差がなく、塾の紹介、受験専門サイトや書籍などの情報だったり、在校生の様子を見れる文化祭などに参加するという意見も多かった。本当に「受験する」と決めたからには、塾に任せきりではなく、幅広い方法で受験校をリサーチし、わが子に適した学校を探しているようだ。
問3.問1で「中学受験をする・考えている」と答えた方に伺います。
    現在、塾に通っていますか? また、その塾に決めた理由も教えてください。
現在、塾に通っている? 現在通っている塾名 いつから通い始めた? その塾に決めた主な理由は?
■中学受験のためには4年生から塾通い?
 「中学受験をする・考えている」人に、現在塾へ通っているのかを質問したところ、58.6%が「通っている」と回答。通っている塾は中学受験専門塾でもある、日能研、栄光ゼミナール、四谷大塚が上位を占めた。  通い始めたのは小学4年生からが一番多く39.2%で、次いで5年生が25.5%だった。6年生になってから通塾させた人は少数派で、3.9%だった一方で、小学校入学前から準備をしている人は、9.8%と多い結果となった。小学校入学前から通塾している人の中には、小学校受験経験者も含まれている。

 さらに、その塾に通うことを決めた理由を聞いたところ、一番の決定打は「中学受験のために選んだ」が圧倒的に多い。その他、塾にも見学に行ったり体験させたりして、わが子が学びやすい環境なのか、また通える場所なのかなども決め手になっているよう。
 やはり親の関心度の高さはもちろんだが、「なぜ、その学校へ入学したいのか」などの目的意識も明確にしないと、塾選びや長い受験勉強期間を乗り越えられないのかもしれない。

問4.中学受験について思うことを何でもお書き下さい(複数回答)
小学校で受験するか中学で受験するかの違いだけ。大事なのは、その経験を人生に生かすこと
(20歳代以下)

受験は一つの選択肢。少しでも本人に合った学校に入学させたいと思っている(30歳代)

何かを犠牲にしなければならないのは好ましくないが、公立学校に不信感があるため、やむを得ない
(40歳代)

子どもにとって初めての試練だったが、受験して大分成長した(40歳代)


子どもが通っていた公立小では6年生になると宿題がほとんどない。受験をする子が塾から出される宿題をするのに夜遅くまで起きているから、学校の宿題までしたら体を壊すという親が多かったから。本末転倒だ
(40歳代)

親の所得や住んでいる所で格差ができるのは辛い。公立もがんばって(40歳代) 

都会との学力差を田舎に住んでいると感じる。賛成反対別に選べない、もどかしさを感じる(30歳代)

私立ならどこでもいいのか? 塾やメディアに踊らされないように気をつけたい(40歳代)

受験するには小学生のうちから塾に行かないと無理。家庭の事情で差がつく(40歳代)


■賛否両論あれど、子どもに合った学校がベスト
 中学受験は保護者の意識が大きく関与するといわれているが、今回の回答からも「夫が通わせたい学校がある」や、母親自身も「中高一貫校出身」という人もいて、自身の経験から、あるいは家族の総意から受験を選択する人も少なくない。中学受験を決めた家庭では、親子でインターネットを駆使してリサーチしたり、実際に登下校の様子を見に行ったりするなど、親子の密着度が増す利点もありそう。  一方で、「小さいうちから競争していいのか」「公立校が不甲斐なさすぎ」「受験は高校からで十分」という意見も見られ、受験に対する温度差を感じる。
 住んでいる地域によっては、受験組が大多数を占めるところもあるが、地方などは、置いてけぼり感がある。ただ、学力といえば上位者ばかりが注目される首都圏でも、勉強しない子どもが多いのも事実。学校間の学力格差は、なにも地方と都市ばかりではない。同じ都市部でも起きている。  ただ、公立中でも、見過ごしているばかりではない。「夜スペ」の杉並区立和田中学校の取り組みのように、民間の塾が参入して学校の学力アップを図ったり、土曜日の時間を有効に使って、学校の先生や地域ボランティアが補習授業を行ってくれるところも出てきている。
 低年齢での受験は、イエス・ノーで答えを出せるものではない。「子どものために、できるだけのことをしてあげたい」という思いは、中学受験をする・しないに関わらず、どの回答からも伝わってくる調査結果だった。

他にも以下の設問がございます。

  • 小学校/中学校での学校生活で、お子さま自身に身につけて欲しいと思うものは何ですか?(複数回答)
  • 今の学校教育に関して、満足していますか?
  • 今の学校教育に対して、不満におもうこと、あるいは、改革が必要だと思うことは何ですか?(複数回答)
  • 小学生のお子さまはいますか?(性別・学年・学校の種類)
  • 中学生のお子さまはいますか?(性別・学年・学校の種類)
  • 中学受験はしましたか?
  • お子様は、中学受験のための塾に通いましたか?
  • 中学受験直前に通っていた塾の名前を教えてください
  • 中学受験のとき、何校受験しましたか?
  • 第一希望の中学へ合格しましたか?
  • もしよろしければ、現在お子様が通っている中学校の名前を教えてください
  • 公立中高一貫校について思うことを何でもお書き下さい。賛成、反対、経験談など何でもかまいません。(複数回答)
  •  
■調査概要
アンケート属性 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2008年2月

回答者数

20代から50代の男女(弊社WEB会員)345名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

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