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「Facebook、楽しんでますか?2013」アンケート

世界最大級のSNS(ソーシャルネットワークサービス)として
日本でも広がりを見せるFacebook(フェイスブック)。
マムでも2011年10月に利用状況を調査したが、それからどのような変化があったのだろうか。
比較を交えながら主婦への浸透度を見てみたい。

問1.Facebookを利用していますか。
問2.Facebookを利用していない方 理由を教えてください。
2011年 Facebookを利用していますか Facebookを利用していますか
■  Facebookは確実に主婦層にも浸透しつつある
2011年に「フェイスブックをやっているか」との問いに「はい」と答えた人は30.8%だったのに対し、今回は、62.4%とほぼ倍に増えていた。 一方今回、「ない」(37.6%)と回答した人にFacebookを使っていない理由を聞いてみたところ、圧倒的に多かったのは「個人を特定されるのは不利益の方が大きいから(60代)」「個人情報をインターネット上で公開するのはいろいろと怖い(30代)」といった個人情報流失の危惧だった。特にFacebookの特徴ともいえる「実名登録に抵抗がある(30代)」がネックになっている人もいるようだ。ほかには「SNSは他でもやっているので、あまり知っている人とつながりすぎるのも嫌だと思った(40代)」「自分から伝えて反応がないのもいや。さらに反応してほしいがための活動までしてしまいそう。また、トラブルに巻き込まれないかも心配(30代)」「面倒くさい、幼児がいるので余裕がない(30代)」といった意見もみられた。
問3.どのくらいの頻度で利用しますか
2011年 利用頻度 どのくらいの頻度で利用しますか
■ Facebookのチェックはもはや日課に
ログイン(=Facebookを覗く回数)が「1日3回以上ログイン」(37.6%)と「1日1回程度ログイン」(33.3%)を合わせただけで7割を超えた。ちなみに前回2011年調査では合わせても約半数の52.4%だったことを考えると、Facebookをやっている人は日々のログインが欠かせないと考える人が多いことが分かる。ちょっとしたすき間時間でもチェックできればログイン頻度は上がることを考えると、スマートフォンの普及もこれらの後押しをしているのかもしれない。
問4.主に何の機能を使いますか。
2011年調査 何の機能を使いますか 主に何の機能を使いますか
■  「チェックイン」が思わぬ不都合を生むことも!?
Facebook利用に際し、何の機能を使うかを聞いてみたところ、2011年では「写真」(53.6%)と「チェックイン」(50.0%)が多く、ついで「ノート(ブログ)」(29.8%)と続いたが、今回は特に「チェックイン」(21.5%)と「ノート」(2.2%)の割合が顕著に減っている。チェックインは位置情報を特定する機能のため、いつ、どこに行ったかを記録するには便利な反面、具体的な個人情報を自ら開示するという側面もある。使い方によっては慎重にならざるを得ない部分が利用者に浸透してきたのかもしれない。また、ノート機能は仕様が変更になったり、以前よりも分かりにくいところに配置されたりしていることも使用頻度の大幅な低下に影響したと思われる。
問5.情報はどこまで公開していますか。
2011年調査 どこまで情報を公開していますか 情報はどこまで公開していますか
■ ブログとは違うスタンスも徐々に定着してきた傾向が
次に、情報の公開範囲もかなり変化が見られた。「全員」に公開している人が41.7%もいた2011年に比べて、「すべて」と回答した今回はわずか8.7%。「用途によってわけている」人が28.0%いることを考えると、徐々にFacebookをうまく使いこなそうとして、情報公開の範囲を工夫しようという動きが見てとれる。「友だちまで」という人がほぼ半数の49.5%というところを見ても、全く知らない人とのコミュニケーションを図るというよりは、知り合いとの(コミュニケーション)ツールとして重視している人が多いこともわかる。
問6.Facebookでイベントに誘われて、参加したことがありますか
問7.あなた自身の経験やお知り合いの話で、Facebookにまつわるエピソードがあれば教えてください
Facebookでイベントに誘われて、参加したことがありますか
■親自身が先生に感心・感動することが信頼へとつながることも
実名登録が基本のFacebookだけあって、さまざまなイベントへの招待を個人向けに発信・受信する機会も多いだろう。実際に招待を受け、イベントに参加した人は23.7%いることがわかった。「ボランティアグループの立ち上げに誘われた(40代)」「禁煙の会に参加した(60代)」という例もある中、「知らない方々と交流出来たり、食事したりで楽しかったので良く利用している(40代)」という積極的な人もいることが分かった。一方「いいえ」(76.3%)と答えた人は、誘われたことがないという理由の他に「興味あるイベントに出会わない(40代)」「不特定多数の関わりは持たない主義(40代)」という回答がみられた。「配偶者に(Facebookの)利用がバレてしまうため(30代)」というのもあったが、なぜバレてしまうと困るのか、そしてどんなイベントに行けなかったのかが少々気になるところである。
また、Facebookにまつわるエピソードを聞いてみたところ、「東日本大震災関連の被災地支援をFacebookとTwitterで見ることができ、自分も参加してみた。つながりができたのがうれしい(40代)」「Facebookで知り合った人とオフ会で実際に会って、仕事取引が始まった(30代)」といった有意義な使い方をしている人たちの中で多かったのは、「30年ぶりに高校生活をやり直しているような気分で、毎日Facebookでみんなとやり取りしている(40代)」などの同窓会関連だった。「高校卒業して20年近いが、久しぶりに同級生とつながれた。また、Facebookの中ではみなその頃に戻ってお付き合いできるので感激している(30代)」「今から30年以上前のアメリカの高校の友人たち数十人と友だちになれた。そのほとんどが高校卒業以来音信が途絶えていた人たちだが、"時空を超えて"つながれてとっても嬉しい。皆の近況が手に取るように分かり、身近に感じられる(50代)」など、国を超えたつながりはFacebookならではの醍醐味だ。また、同窓生とつながれるのは実名登録ならではの良さともいえよう。
しかし、Facebookはいいことばかりをもたらすとは限らない。「『わたしが写っている写真を友人が載せている』と他の人から聞くと、あまりいい気はしない(30代)」「夫のFacebookに若く美しい女性が友達申請してきた。全く知らない人なので怪しく思ってその人のページを見たら、友達欄に同じ姓がずらり。名前をコレクションしているだけだったのかも!?(30代)」という困ったものから、「外国への旅行を隠していたのに、友人にタグ付けされてばれてしまった(40代)」「友人の子ども(大学生)が使い方を誤って自分のプライバシーを公開したことで、周りに大きな迷惑をかけてしまった(50代)」「義父から友達申請があり、断るわけにもいかず承認したが、私の昔の投稿について義母から『悩んでいるのに気づかなくてごめんなさい!』とメールが来た。それからなんとなく投稿しづらくなってしまった(20代)」という、いろいろとばれてしまった回答も多かったのも特徴だ。
問8.キャリア・マムの公式Facebookページがあるのを知っていますか
キャリア・マムの公式Facebookページがあるのを知っていますか 今まで自分が投稿したもので「いいね!」が多かった投稿はどんなものでしたか
■「いいね!」を押す基準は何か
キャリア・マムでは日々さまざまなコンテンツをFacebook上でも公開しているのをご存知だろうか。この問いに、半数以上の53.7%が「知らない」と答え、「『いいね!』している」と答えた人は18.1%にとどまった。このようなFacebookページや個人の投稿に訪れてくれる方に共感(=「いいね!」)してもらうためには、どのような内容を投稿すればよいのだろうか。そこで、今まで自分が投稿したもので「いいね!」が多かった投稿はどんなものか聞いてみると、一番多かったのは「子供の事」(28.0%)、ついで「料理」(20.4%)と、主婦ならではの回答となった。また、「その他」で多かったのは「日常の出来事(30代)」や「近況報告(40代)」というところを見ると、決して奇をてらったようなものではなく、その人の普段の生活のあれこれに「いいね!」を贈る人が多いことがわかる。
■ 「コミュニケーション性疲労」にご注意を
最後にFacebookについて自由に述べてもらったところ、やはり個人情報に慎重なこのご時世にあえて「実名登録」するおかげで、どうしてもネガティブな面が強調される傾向が強くなってしまった。しかし同時に、きちんと理解したうえでなんとか使いこなそうとしている人も見受けられた。たとえば「セキュリティ等、自己責任で管理していかなければならない。情報公開は『友達まで』だが、誰もが見ていると考え、出す情報を選んでいる(40代)」「私自身は楽しく使っている。 思いがけない人が見たりすることも考えて、誰に知られても大丈夫なことしか書かないし、これからもそんな感じで続けていきたい(30代)」といった意見だ。顔が見えない分、他のSNS同様気を配るべき点はFacebookも変わりはないが、中にはいささか気を使い過ぎではないかという回答も見られた。
「現在のつながりはありがたいことが多いが、過去の詮索されたくない人にも知られる可能性があるのが困る。学生時代の友人などに見つけられるのも善し悪しで書く内容も左右されるので、あまりプライベートが出せなくなってしまった(30代)」「Facebookに登録したものの、何だか怖くてイマイチ活用できない(30代)」といった、やや息切れモードの回答も多々あったのも事実だ。「SNS疲れ」などと言われないよう、あくまでも前向きな感じで「セキュリティのやり方とネットのエチケットをわきまえていれば楽しくできると思う(40代)」と無理なく利用していくのが、本当の「いいね!」と思えるFacebook活用法といえよう。

他にも以下の設問がございます。

  • Facebookを利用していますか
  • Facebookを利用している方 どのくらいの頻度で利用しますか?
  • Facebookを利用している方 主に何の機能を使いますか?
  • Facebookを利用している方 情報はどこまで公開していますか
  • Facebookを利用している方 ご家族(配偶者)はFacebookを利用していますか
  • Facebookを利用している方 ご家族(お子さん)はFacebookを利用していますか
  • Facebookを利用している方 Facebookでイベントに誘われて、参加したことがありますか? 「はい」の方、詳しく教えてください
  • Facebookを利用している方 Facebookで買い物をしたことがありますか?
  • Facebookを利用している方 元彼や元彼女をFacebookで検索したことはありますか?
  • Facebookを利用している方 今まで自分が投稿したもので「いいね!」が多かった投稿はどんなものでしたか?
  • Facebookを利用していない方理由を教えてください。
  • Facebookを利用していない方 ご家族(配偶者)はFacebookを利用していますか
  • Facebookを利用していない方 お子さんはFacebookを利用していますか
  • Facebookを利用していない方 あなたはFacebookを利用してみたいと思いますか
  • キャリア・マムの公式Facebookページがあるのを知っていますか
  • あなた自身の経験やお知り合いの話で、Facebookにまつわるエピソードがあれば教えてください
  •  
■調査概要
このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2013年2月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)149名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
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