• ようこそ ゲストさん
  1. HOME
  2. 主婦と消費行動研究所
  3. ほんねリサーチ
「夫への想い」アンケート

一番身近な家族である夫に日ごろ何を思い、接しているのだろうか。
また、生涯の伴侶として添い遂げようと考えているのかなど、夫へのさまざまな想いを調査した。

問1.夫またはパートナーとは円満だと思いますか
問2.問1にて円満だと答えた方、夫婦円満の秘訣は何ですか
夫(妻)またはパートナーとは円満だと思いますか
■  夫婦円満への道は山あり谷あり
冒頭からズバリ、「夫またはパートナーとは円満だと思いますか?」との問いに「はい」と答えた人は68.8%、「いいえ」は23.2%と、「はい」が3倍ほど多くを占めた。
夫婦円満の秘訣として挙げられた回答の中で多かったのは「お互い干渉しない」(50代)、「お互いに思いやること」(40代)「ありがとうを言う」(40代)の3つだったが、世代によって、回答の中に傾向が見られたのが興味深い。まず、結婚して年数が浅い20代~30代前半は「夜の営みをちゃんとする。これに尽きる」(20代)「毎晩子どもが寝た後に、夫婦でお酒を飲みながら話をする。また、休みはいつも家族で行動する」(30代)など、ポジティブなコミュニケーションが多かった。これが30代後半になると「お互いのプライバシーに踏み込み過ぎないよう、SNSまでつながったりはしない」(30代)「一言多い言葉を言わない!」(30代)など、少し距離を置いてトラブルを回避しようとする動きが出てくる。そして40代になると「ずばり忍耐」(40代)「円満とは思っていないが、子どものおかげ」(40代)「我慢」(40代)など、夫婦円満のためにストレスが生じていることがわかる。しかし50代以降の回答は、徐々に深くなっていく。「共通の話題(趣味でもいい)をもつ、子どもの話以外の話を楽しめる工夫をする、お互いの実家の話題は極力しない」(50代)、「結婚26年目、本当にいろんなことがあった。彼の人生や生き方は彼だけのもので、誰も変えることはできないと気づいた。変えたいと彼が願った時、初めて変わるものなんだなあと。そのことに気づいてから怒ることがなくなり、お互いの人格とそれに付随するすべてのことを尊重するようになった」(50代)
同じ時を重ねていくことで、お互いへの想いも醸成していくという事なのだろうか。
問3.夫またはパートナーの、好きなところ・嫌いなところをそれぞれ教えてください
■  仲が良ければ嫌いなところはあまり気にならない!?
「好きなところ」に関しては、問1にて「夫またはパートナーと円満」と答えた人は「主人と私の存在を同等として扱い、家事や仕事の分担もお互いが同じくらいにしようと心がけてくれる。男女の機能的な違いにもきちんと目を向けてくれる」(40代)「勉強熱心で、頼りになるところ」(30代)など、何かしら好きなところを挙げている。しかし、「夫またはパートナーと円満ではない」と回答した人たちは「なし」(30代)「特に思いつかない」(30代)など、そっけない回答が目立つ。円満ではない上に好きなところを挙げるのは難しいのかもしれないが、逆に「嫌いなところ」を挙げると、こちらのグループががぜん活気づく。「理不尽なことばかり言う」(40代)「女とお金にだらしない」(60代)「常識知らずで、いつもくだらないどうでもいいことを言っている」(40代)「ノーテンキ」(40代)などなど、トゲトゲしいものばかりだ。「夫またはパートナーと円満」と答えた人も「自分の姉妹や親びいき」(50代)「脱いだ洋服を片付けない」(30代)など不満はあるものの「ない。嫌いだった部分も全て好きになる要素だった」(30代)「のんびりやさん」(40代)など、優しさに満ち溢れた回答が。ちなみに円満であってもなくても多かったのは「頑固」(30代)「自分勝手」(40代)「わがまま」(30代)だった。
問4.1日の夫婦の会話時間はどれくらいですか。また、会話の内容は主にどんなことですか
1日の夫婦の会話時間はどれくらいですか 1日の夫婦の会話時間はどれくらいですか
■  「以心伝心」は気のせいかもしれない
1日の夫婦での会話する時間を全体で見てみると、「15分以内」「30分以内」「1時間以内」がそれぞれ22.0%、26.0%、26.0%とほぼ1/4ずつを占めている。しかし、問1の夫婦円満か否かのグループに分けて改めて会話の時間を見てみると、全く違う割合で構成されていることが分かった。
問1にて「夫またはパートナーと円満」と答えた人たちの会話時間で多かったのが「30分以内」「1時間以内」でそれぞれ29.5%と30.5%となっており、この2つのみで60%を占めていて、逆に一番少ないのは「会話は全くない」の1.1%となっている。しかし、「夫またはパートナーと円満ではない」と回答した人たちの59.4%が「15分以内」で、「会話は全くない」と回答した人も12.5%にのぼる。
また、会話の内容は、「夫またはパートナーと円満」と答えた人たちは「1日の報告」(75.8%)「子どものこと」(70.5%)をはじめとしてさまざまな内容で語り合っていることが見て取れるが、「夫またはパートナーと円満ではない」と回答した人たちはかろうじて「子どものこと」(68.8%)ぐらいで、あとは軒並み低いところを見ると「子どものことでとりあえず会話はしているものの、すぐに話が終わってしまう」傾向が見受けられた。
問5.現在の夫またはパートナーと、このまま一生添い遂げようと思いますか。また、理由を教えてください
現在の夫(妻)またはパートナーと、このまま一生添い遂げようと思いますか 現在の夫(妻)またはパートナーと、一生添い遂げようと思いますか
■本当に「添い遂げたいと願っている」のだろうか
「現在の夫またはパートナーと、このまま一生添い遂げようと思いますか」との問いに「はい」は84.3%、「いいえ」は15.7%と圧倒的に「はい」が占めている。しかし、ここで「いいえ」と回答した人はすべて問1で「夫またはパートナーと円満ではない」と回答した人たちのグループよりでている。つまり「夫またはパートナーと円満」と答えた人たちはすべて「一生添い遂げたい」と願っているということがこの2つの表からも分かる。
しかし、「一生添い遂げたい」と思っている人にも理由はさまざま。「単純に好きだから」(20代)「なんだかんだいいながらも好きなので(照)」(30代)「築き上げた年月と家族愛があり、他の人は考えられない」(40代)といったストレートな意見から、「今さらロマンスも冒険心もない」(40代)「離婚するのは面倒」(50代)「今から一生をともにするパートナーを探す気力がない」(30代)など、「息切れ気味で現状維持」といった意味合いの回答もちらほらと見受けられた。 また、「いいえ」と答えた人たちの理由としては「一緒にいると寿命は確実に縮まっている(気がする)」(40代)「もう疲れた。きっと自分に合うパートナーもいるはず」(40代)「チャンスがあれば別れる」(60代)と言い切ってしまっている回答が多かった。
問6.今の夫またはパートナーを選んだ理由を教えてください
問7.生まれ変わっても今の夫またはパートナーを選びますか
今の夫(妻)またはパートナーを選んだ理由を教えてください 生まれ変わっても今の夫(妻)またはパートナーを選びますか
■「優しくて」「誠実だった」あの頃はいずこへ
「「やさしさ」(65.4%)「誠実さ」(50.4%)「安心感」(40.9%)「頼りがい」(33.1%)「価値観の一致」(33.1%)が上位を占める「今の夫またはパートナーを選んだ理由」。これらは何らかの縁にてお互いが結ばれた決め手ともいえる。理由だけ見ていると、数年~ン十年後には今回の集計結果のような一部の厳しい現実は感じられない。これが理想と現実なのだろうか。そのせいか「生まれ変わっても今の夫またはパートナーを選びますか」との問いには「はい」が38.6%とやや少なめの結果に。その他の回答にあるように「また別の人との出会いも楽しみにしたい」(40代)「そうでないことを望むが、きっと運命的にまた出会いそうな気がする」(50代)と複雑な心境の回答もみられた。
問8.夫またはパートナーについて、言いたいこと、叫びたいこと、何でも結構ですのでお書きください
夫(妻)またはパートナーについて、言いたいこと、叫びたいこと、なんでも
■最終手段は「母のように広い心をもつ」!?
最後に夫またはパートナーについて、言いたいこと、叫びたいことを自由に述べてもらったところ、日頃は照れくさくて言えない感謝の気持ちから、ここにピックアップするのがはばかられるほどの言葉まで、さまざまな意見が寄せられた。
今回「何もできない私を誰よりも愛してくれて、自信を与えてくれて、ありがとう! これからもよろしくね」(30代)「わたしにはもったいないような人。感謝の気持ちでいっぱい」(40代)「大好きだよ~!!絶対くっついて離れないからね~!!!」(50代)など、弊社人気コンテンツ「届かなかったラヴレター」の投稿作品かと見まごうばかりの愛に溢れた言葉がたくさん寄せられた。このような「いつもありがとう」「これからもよろしく」「二人で頑張ろうね」といった好意的な意見が約半数ある中、やはりここぞとばかりに日頃の不満をぶちまけたい人も約半数。その中の多くは「もっと私の話を聞いてほしい」(30代)「もっと人の気持ちを思いやって欲しい」(30代)といった要望(苦情?)だった。
問4の結果のように会話が少ないと夫婦円満だと感じる人が少ないことと合わせると、パートナーとはもっと話がしたいと願っていても何らかの理由でかなわず、それが不満やストレスにつながっていることも考えられる。こちらは話がしたいと思っても、会話がかみ合わないこともあるだろう。その結果「つべこべ言わずにもっと働け」(30代)「古臭い考えと頑固さを改善してほしい」(50代)といった厳しい回答が飛び出すのだろう。中には「『火遊び』に関する資金は一切出さないし、何かあった時はご自身の責任でどうぞ」(30代)といった、違った意味で過激な意見もあった。また「子どももいるのだから、大人になれ!」(40代)「もうちょっと人生をポジティブに考えよう」(20代)など、母目線での叱咤激励に近い回答も。
本当は出会ったころのような気持ちが持続すればいいのだが、現実はそうもいかない。「最近会話が少ないな......。」と思ったら、あえて一歩歩み寄り、広い心をもった母のようにいろいろな内容の話を自分から振ってみることで、今は夫婦円満とは実感できない人でも徐々に相手が変わって、関係も改善していくのかもしれない。
シアワセに包まれた人の意見の中から夫婦円満へのヒントを見いだしてみたり、ネガティブな意見に「ああ、ウチもウチも~!!」と同調することで安心してみたり......。今回のレポート結果を参考にしながら、我が家流のほどよい距離感を見直してみるのもいいだろう。

他にも以下の設問がございます。

  • 夫またはパートナーとは円満だと思いますか
  • 問1にて円満だと答えた方、夫婦円満の秘訣は何ですか
  • 問1にて「円満ではない」と答えた方、夫婦円満になりたいと思いますか。また、どうすれば夫婦円満になると思いますか
  • 夫またはパートナーの、好きなところ・嫌いなところをそれぞれ教えてください
  • 1日の夫婦の会話時間はどれくらいですか。また、会話の内容は主にどんなことですか
  • 現在の夫またはパートナーと、このまま一生添い遂げようと思いますか。また、理由を教えてください
  • 問6にて「一生添い遂げようと思わない」方、別れる時期は決めていますか
  • 今の夫またはパートナーを選んだ理由を教えてください
  • 生まれ変わっても今の夫またはパートナーを選びますか
  • 夫またはパートナーについて、言いたいこと、叫びたいこと、何でも結構ですのでお書きください
  •  
■調査概要
住所 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2013年3月

回答者数

20代から50代の女性(弊社WEB会員)138名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
web調査のご依頼はこちらから

«前のページへほんねリサーチTOPへ次のページへ»

ページの先頭へ

この記事が気に入ったら「応援する」ボタンをクリック

応援する