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届かなかったラヴレター

佐藤 健

切ない気持ちや感謝の気持ち、大好きだったあの人への想い・・・毎年、大切な人への思いを綴ったラヴレターを募集している「届かなかったラヴレター」。これまでご応募いただいた「届かなかったラヴレター」をご紹介します。


年上の女(ひと:ふりがなあり)
              
 繁華街に男子専科の店があった。
私はスーツを買いに行った。
ところが、とても美人な店員がいて一目惚れした。
メジャーで計ってもらう時、甘い香水の香りがした。
それが終わってコーヒーをご馳走になった。
色々な話をし、ますます好きになった。

 一週間後にデートをした。
着物を買ってやった。
彼女はわたしに
タイピンとカフスをプレゼントしてくれた。
食事をし、恋の映画を見て戻った。
車窓から見える日本海の水平線に、
真っ赤が目に沁みた。
そしてその夜中三時頃私の家でワインを飲んだ。
かなり酔った二つ年上の彼女が、
グラスを飲み干し、
「キスして...」と目をつむった。
当然のように私は彼女の唇に自分の唇を重ねた。
そしてどちらからともなく体を求め、
一体となった。
真っ白い雲の花咲く夜でした。

 それから同棲し、幸せな日々を送った。

「届かなかったラヴレター」次回の募集についてはキャリア・マムサイトやメルマガでお知らせします。 過去の受賞作品はこちらでご覧いただけます。

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