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教えて!ごとう先生

学校の先生がこわい

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

Q. 学校の先生がこわい

20160622.png 4月から小学2年生になった娘が、「学校の先生がこわい」と登校をしぶり始めています。今までにも問題があった先生のようで、いろいろ噂は聞いていましたが、気にしないようにと思ってきました。でも、娘が不登校になってしまっては困ります。何か働きかけをしたほうがいいのでしょうか。

(HN:はまっこ)

A.様子を見つつ情報を集めよう

娘さんに「自分は味方」だと伝えよう

 ああ、これはシリアスな問題ですね。あくまで勘ですが、おそらく問題のある教諭だろうなと思います。モンスターペアレントという言葉ができてから不適格教諭の存在が表立たないようになりましたが、相変わらず一定の割合で「なんでコイツが」という教諭は存在します。まあどんな職業にもそれはあるわけで教師という仕事が悪いわけではない。ただ困るのは他の仕事は「この人は信用できない」とわかったら、つきあわない自由と権利があるのですが、公立の教員の場合、消費者的な立場であるはずの児童や保護者にはその選択権が一切ない。これ自体大きな問題ですが、まあここでそれを言ってどうにかなるわけでもないので、現実的な対応策を考えねばなりません。
 まず大事なのは安易に「先生を信じなさい」とか「先生を悪く言っちゃだめ」というのではなく、はっきり自分が娘さんの味方であることを告げること。ただしその際に一緒になって悪口を言うことは避けたほうが無難です。「そんなことがあったの、それは困っちゃうね、どうしようか」的なスタンスがよいでしょう。とにかくまずは娘さんの不安を取りのぞいてあげること、といっても解決したわけではないですから取りのぞくことはできないのですが、やわらげてあげることはできるでしょう。

行動するなら信頼できる仲間とともに

 次に行動についてですが、まずは信頼できる保護者仲間(いわゆるママ友)お友だちを見極めることでしょうね。こういうケースで怖いのは「うちもそう言っている」「私のところも行きたくないと」「やっぱりあの先生おかしいよね」とさんざん盛り上がっておいて、いざ行動するとなると「私は口下手だから」などと逃げられて学校交渉の矢面に立たされ、現実に交渉に入ると空気を読んで途中から学校サイドに寝返り、はしごを外す輩。いるんです、そういう人、それも少なくない。とくに言い出しっぺは、切り込み隊長の役目を負わされることが多い。ですから極端に娘さんが追いつめられてないのであれば、まずは様子見からでしょう。そのうちに誰が本当に頼りになるのか、極端に恐れているのは自分の子だけなのか、などいろいろなことがわかってきます。実際にその教諭に問題があるのなら「表立っては声を上げられないけれど」と味方になってくれる教師も見つかるでしょう。あとは地域の顔役ですね。そういうところで情報を集め動けるだけの材料を準備する。実際に行動するのはそれからだと思います。こうしてみるとやはり大切なのは横の連携、私自身は一匹狼タイプですから、こういう運動的なものは苦手なのですが、小学校の場合安易な学校批判は学校のみならず地域全体を敵にまわしかねません。そうなったとき、たとえ自分は平気でも子どもは大丈夫とは限らない。ゆえに行動は慎重に進めるべきだと思います。その教諭も、ひとり相手ならともかく、それなりに固まっている児童相手には、そうそう大それた行動は取れないはずです。身を守るということでいえば、とにかくひとりでも多くの仲間と行動をともにするようにすること、これが肝要だと思います。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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