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教えて!ごとう先生

感想がない!

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

Q. 感想がない!

20160622.png 小学3年生の甥っ子のことです。親が忙しいからと夏休みに読書感想文を書くお手伝いをしました。課題図書の絵本を一緒に本を読み、1ページずつ感想を聞いたのですが、「感想はない。なんとも思わない」と言われ、途方にくれてしまいました。今回は結局、私が文章を考えて終わらせてしまいました。母親に聞いたところ感想がないのはいつものことだそうなので、今後のために、感想の引き出し方を教えてください。よろしくお願いします。

(HN:特大ベビーのママ)

A.インタビュー形式で段階的に引き出してあげましょう

感想は心の中の一部を語る作業

 と、特大ですか。そういえば最近「特大」って言葉、あまり耳にしなくなりましたねえ。おっと本題、本題。ええっと、そもそも小3の男の子が親戚であるおばさんに対して絵本の感想を言うというのはかなりハードルが高い作業だと思いますよ。感想というのは、ある意味自分の心の中の一部を吐露する作業ですから。お母さんにも感想を言わないということですから、そもそも絵本の内容を把握できていなかったり、それを自分自身のことにように感じる感覚をまだ身につけていなかったり、そもそもクールで感受性が強くないという可能性もありますが、おそらく彼の場合は何をどう表現したらよいか、そのやり方を身につけていないか、もしくは身内に対して感想を言うことへの照れがあるかのどちらかだと思います。で、こういうときは段階的に引き出し導いてやるのがいいですね。

好きか嫌いかからスタートして

 感情の表現でもっとも簡単なのは好きか嫌いかの二択です。今回もそこからスタートしましょう。「どっちでもいい」「どちらでもない」はなしというルールで。好きか嫌いかを表明できたら次はその理由です。このふたつが組み合わさればれっきとした感想になります。同じことを登場人物ごとに場面ごとに問えば、さらに感想はふくらみます。インタビュー形式で楽しくやれるといいですね。

回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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