見頃はまだ先の、二分咲きの桜があなたを毎年、思い出させます。
役者になる夢を叶えるべく、上京したあなた。ふる里を発つ前に、私に想いを伝えてくれました。
二分咲きの桜の下で、そっと自分のジャケットに私を包んでくれてから、幾月もその想いを温めていてくれたと知りました。
私の想いは今もこの胸に。 応援しています。あなたが満開に咲く日まで。
春が早く来るのかな、との期待もはずれ、3月の寒さの中で結局、入学式が終わった後まで、八重桜が艶やかな姿を見せていました。日本人にとって、桜は特別な花で、昔読んだ寺山修司の
「桜の木の下には、死体が埋まっている」の一文を、毎年同じように思い出しています。
散りぎわの潔さが、これまた日本人好みで、だからこそ、桜の咲き始めのワクワク感と、満開になればなるほど、散ってしまう悲しさが募ります。
今回の作品は、学生時代に芝居をやっていた自分の気持ちと重なるところも多く、とても美しい作品だなぁ、と、心揺さぶられました。自分の夢と、愛しい人と、両方をいつくしむ気持ちに、思わず、私もそのジャケットにくるまれたい!! なんてね。
GWが過ぎて、東京の桜はすっかり葉桜になってしまいました。キラキラ輝く新緑の季節に、二人の夢がかなうといいな、とそっと応援したい作品となりました。
出逢えて、嬉しかったです。ありがとうございました。
自らの出産・育児体験を通じて得た経験をもとに、仕事と家庭をどちらも大切にしたい女性たちに、自宅または自宅周辺におけるテレワークやワークシェアという形態でキャリアをいかす新しい働き方を提案する「株式会社キャリア・マム」を設立。 現在2児の母。女性のキャリア・アップ支援」「主婦ビジネスの実態」「くちコミによるマーケティングやコミュニケーション術」「在宅ワーク」「ITビジネスの可能性 」等のテーマで講演、執筆の他、インターネットメディアのコーディネーターとしても幅広く活動中。
(http://www.c-mam.co.jp/career/real-intention/)