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女性のからだ

女性の身体って不思議・・月とからだ(1)

仕事に家事に子育て、忙しいけれど自分の健康にも気をつけたいですね。女性のからだはとてもデリケート。いつまでも元気で充実した毎日を過ごすために、美容や健康についてのお役立ち情報をご紹介します。


自然と生きる、自然の恵み、ナチュラルライフ......。効率的な生活や人工的なものに囲まれた生活の反動のように、「自然」は憧れの暮らしのキーワードになりつつあります。自然を取り入れ自然と共生する暮らしはもちろんすばらしいのですが、もっと身近にある「自然」に目を向けてみませんか。私たちのからだ自体、自然のひとつなのです。

月と人との深い関わり

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満月の夜に産卵するカニの話は有名ですが、人間の出産や死も「満月」や「新月」に多いことは統計上明らかだそうです。また、女性の月経周期の平均は29.5日で月齢の一周期と全く同じです。このような不思議な一致からも、私たちの身体は月の満ち欠けの影響を受けていると考えられます。人体のおよそ3分の2は「水分」=「海」なのですから、海と同様に身体の中で潮の満ち引きが起きているというわけです。

太陽は男性、月は女性と称されるように、特に女性の身体は月に支配されています。体調が悪くなんだか落ち込んでいたら新月だったり、飲み過ぎてはしゃいでしまったら満月だったり......。そんな時は「私の中の海が月に引っ張られて騒いでいる」って思ってみてください。ちょっと納得できますよ。

このように月の満ち欠けを意識して暮らし始めると、今まで気がつかなかった身体や心の声に、耳を澄ますようになってきます。人間も大きな自然の一部だということを身体で感じることができるのです。

月のリズムに寄り添って

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月のサイクルは大きく分けて、「新月」→「満ちていく月の期間」→「満月」→「欠けていく月の期間」となります。左の「イン・ヤン カレンダー」(*)は月の満ち欠け(太陰暦)と太陽暦が一目でわかるカレンダーです。その上半分が満ちゆく時期、下半分が欠けゆく時期になります。

新月から満月までの「満ちていく月の期間」(カレンダーの上半分)は「吸収」「休養」「学習」の時。エネルギーを取り込んで成長する時期です。呼吸でいえば「吸う呼吸」。読書、勉強、筋力トレーニング、ガーデニングでは種まきなどに適しています。太りやすい時期なので、食べ過ぎに気をつけてください。

満月から新月までの「欠けていく月の期間」(カレンダーの下半分)は「発散」「解毒」「放出」の時。エネルギーを出していく時期。呼吸でいえば「吐く呼吸」。骨の折れる仕事、大掃除、手術、ダイエット、整理はこの時期に。いらないものは潔く手放して次の新月を迎えましょう。

引いては返す波のように、満ちては欠ける月のリズム。このリズムに逆らわずに行動すると、身体も心も快適で、物事が上手く運んでいきます。

「新月」と「満月」はスペシャルデー

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「新月」と「満月」はサイクルの変わる節目です。波の頂点といったところでしょうか? 身体にも心にもはっきりと変化が現れます。 「満月」は、意識が外の世界に開かれる日。NYのビジネスマンは満月のことを「サクセスムーン」と言って、商談が成功しやすい日として信奉しています。普段よりも意識が高揚し、人と調和しやすいので、大胆な企画も通りやすいとのこと。パーティーに参加したり、歌ったり踊ったりして、人との輪を広げましょう。ご無沙汰していた人から連絡があったり、人の優しさに気がついたり......と嬉しいことも多い。そして満月に変身する「狼男」のお話のように、普段とはちょっと違う自分を発見する日、になるかもしれません。

それとは逆に「新月」は、意識が自分の内なる世界へ集中します。旧暦の一日(ついたち)に当たる日ですから、かつては「一日詣で」として神社にお参りに行く習慣がありました。心静か自分を見つめ直し、新たな夢に向かってリセット、仕切り直しをするチャンスです。そして新しい物事を始めるのにぴったりのタイミングでもあります。最近は女性の間で「新月のお願い事」がはやっているようです。新月の時間から8時間以内に願い事を書くと、叶いやすいというのです。みなさんも試してみてはいかがでしょうか。

(*)「イン・ヤン カレンダー」http://www.yinyang-calendar.com/

プロフィール

column02-prof.jpg 多摩美術大学デザイン科卒業。リマ・クッキングスクール(マクロビオティック料理)師範科修了。
広告や雑誌のデザイン、書籍の装丁の仕事をしつつ、7年前から旧暦ベースのムーンカレンダー「イン・ヤン カレンダー」を制作販売。「つきよみサロン」主宰し、都会でもできる月のサイクルに沿ったナチュラルな生活や子育て、ごきげんに生きるための食と身体と心について提案。コラムや雑誌記事を制作。また「玄米おむすび」をむすんで届けるプロジェクトを企画中。
自宅水中出産で生んだ高校生の息子あり。

http://www.yinyang-calendar.com/

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