デジタルまめ知識
仕事用のパソコンを家族と共有するには?
在宅で仕事をするなら、専用のパソコンがあるとベストですが
費用面や諸事情から、お仕事専用のパソコンが持てない方もいらっしゃいますよね。
そんなときは、パソコンを利用する人の名前とパスワードを
人数分用意しておくことで
自分専用のパソコンのように使い分けることができます。
「ユーザーアカウントの追加」です。
「ユーザー」は、パソコンを使う人のこと。
「アカウント」は、その人の権利、のような意味あいですね。
各自が自分のアカウントでパソコンを使うと、
自分のファイルやフォルダ(ファイルを置いておく場所)を持つことができるので、
お仕事で扱う情報を家族に見られることもないし、
家族同士のプライバシーを保つこともできます。
お子さんが「調べものをしたい」とか「パソコンでレポートを作りたい」
と言ってきたときにも、安心してパソコンを貸すことができますよね。
「ユーザーアカウント」は、どのようにすれば追加できるのでしょうか。
お使いのパソコンがWindowsであれば、次の手順でできます。
1.パソコンの画面左下の「スタート」メニューから
「コントロールパネル」と進み、
「ユーザーアカウントの追加または削除」をクリックします。
(パソコンの新旧などによって表示が多少変わりますが、「ユーザーアカウント」を使った言葉になっていると思います)
2.「新しいアカウントの作成」をクリックして、
次の画面の 「新しいアカウント名」の枠の中に、
このアカウントを使う人の名前を入力します。
例)かにぞうのユーザーアカウントをつくるために「kanizo」と入れる、など
3.次に、お使いのパソコンにおいて
このユーザーアカウントにどこまで権限をもたせるか、を決めます。
「標準ユーザー」か「管理者」か、どちらかをえらぶのです。
「管理者」は、そのパソコンの設定を自由できる権利があります。
新しいプログラムをパソコンに入れたり、
ほかのユーザーのファイルを使ったりすることもできます。
ですから、同じパソコンに管理者が何人もいるのはおすすめしません。
あなたがお仕事で使うパソコンであれば、
あなたを「管理者」にするのがよいでしょう。
ほかの人は、できることに限りがある「標準ユーザー」として
登録することをおすすめします。
さて、ユーザーアカウント登録はできましたか?
登録ができたら、上記1.の「コントロールパネル」から、
そのアカウントのパスワード設定をしておきましょう。
kanizoさんなら、kanizoさんが使うときのパスワードを。
こうしておけば、
次にパソコンを使うときには、電源を入れると
登録した数ぶんの「ユーザーアカウント名」の表示が出て、
利用者を選び、パスワードを入れて使うことができます。