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デジタルまめ知識

ChatGPTを使ってみました

010939.jpg最近「ChatGPT(チャットジーピーティー)」という言葉を耳にしたことはありませんか。ヘルプサポートなどで最近よく使われるチャットボットを想像する方も多いかもしれませんが、こちらはOpen AIというアメリカの人工知能(AI)専門の研究所が開発した「GPT-3」というアプリを使っています。自然言語処理のAIを使ったチャットで、日本語にも対応。私もさっそく使ってみました。(2023年3月現在は、メールアドレスを登録すれば無料で試せます)

「中の人」に驚愕

ChatGPTは、何か質問したいことを入力すると、即座にその答えが表示されます。そこでためしに、以下の文章を入力してみました。

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Q:
SNSの注意点を200字以内で教えてください。
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A:
SNSを使う上では、注意が必要です。

1. 自分の情報の把握を行いましょう。プライバシー設定をして、自分の情報を保護しましょう。
2. 公序良俗に反する情報を投稿しないようにしましょう。
3. 内容を検証してから投稿するようにしましょう。偽情報などを発信してはいけません。
4. 他の人を蔑ろにしたり中傷しないようにしましょう。
5. SNSを使うときは自己責任を持ちましょう。他の人のプライバシーを尊重しましょう。

(筆者注:同じ質問文を入力しても、毎回同じ文章が生成されるとは限りません)
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まるで会話のように、スラスラと文字が生成されるさまは驚きでした。
私はあえて「200字以内で」と制限をかけたのですが、文字数を数えてみると198文字(改行や空白を除く)。さすがです。
......ということは、本コラム「デジタルまめ知識」で書きたいテーマをここに入力して、ChatGPTに作ってもらえば簡単じゃない? とふと邪な思いも湧きあがりそうなものです(あくまでもたとえ、です!)。他にも使い道はさまざまで、プログラマがプログラミングの命令文を入力するとコードが生成されたり、難しい数式なども解いたりする例もあるそうです。無限に使えそうな気がしてきますね!

利用者も「適度」を知るスキルが必要

しかし今回質問を作る際に「目的を十分に果たせる答えをChatGPTから引き出すためには、どのように質問を作り、文章にすればいいのだろうか」と考えている自分に気づきました。つまり、入力する人のスキルにかかっているのではないか、と思ってしまったのです。
ChatGPTに質問文を正しく理解してもらえなければ、出力された答えがあまり意味をなさないことも考えられます。実際に、人物名のような固有名詞などの説明は、それらしい文章は生成されるものの、AIが学習した範囲内でしか答えられないためか、事実とは違うものもありました。

新バージョンでよりいっそう表現豊かに

先日新しいバージョン「GPT-4」が搭載された有料サービスが発表され、さらに精度が上がったとのこと。無料サービスの範囲も今後は有料化する可能性もあるそうです。ChatGPTの進化にまだまだ目が離せませんね! 機会があればぜひお試しください。
※文中で紹介しているのは、2023年3月現在の機能です。仕様が変更になることもありますのでご了承ください。

【著者】
あきまつ

編集・ライター。一児の母。WEB制作周りに興味を持ったのは約20年前。日々進化する新しい技術とドタバタ子育てに悪戦苦闘しながら、おはようからおやすみまで暮らしを見つめています。

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