• ようこそ ゲストさん
  1. HOME
  2. イベント&セミナー
  3. 届かなかったラヴレター2025 受賞作品発表
届かなかったラヴレター2025 届かなかったラヴレター2025 受賞作品発表

『届かなかったラヴレター2025』へ
ご応募いただきありがとうございました。
2025年2月14日~8月31日までの募集期間中、
約1,400通の作品が寄せられました。
切ない気持ちや感謝の気持ち、
大好きだったあの人への想い...
たくさんの「愛」をいただきました。
ご応募作品の中から厳選された、
審査員の心を揺さぶった感動の作品を発表します!

     


  • 届かなかったラヴレター実行委員会
    株式会社キャリア・マム
総 評
  • 審査委員長株式会社キャリア・マム
    代表取締役堤 香苗

    ライフイベントを機に離職した女性やシニアの再就業・起業といった新しい働き方を推進。テレワークトップランナー2023総務大臣賞受賞。

  • キャリア・マムの25周年を記念して、7年ぶりに復活した今回の「届かなかったラヴレター」には、全国の12歳から95歳までの幅広い世代から1,394通もの作品が寄せられました。たくさんのご応募を本当にありがとうございました。伝えられなかった秘めた想いや、普段は言葉にできなかった感謝の気持ちなど――心のこもった作品を前に、審査を担当した私たちも一通一通に胸を熱くしながら読ませていただきました。今回は、これまでの感謝の気持ちを込めて、新たに「キャリア・マム特別賞」を設けました。年齢も背景も異なる方々が、それぞれの想いをラヴレターに託してくださったことに、心より感謝いたします。
    次年度も引き続き開催を予定しております。
    より多くの方にこの企画を知っていただけるよう、そしてさらに多くの企業・団体の皆さまにご賛同いただけるよう、取り組んでまいります。
    今後とも「届かなかったラヴレター」およびキャリア・マムを、どうぞよろしくお願いいたします。

最優秀賞 キャリア・マム賞

松本 華奈さん

(神奈川県)

郵便配達

お母さんへ。少しでも早く伝えたくて筆を執りました。今日数年ぶりに納屋の掃除をしていたらね、亡くなったお父さんの遺品が出てきたの。眼鏡ケースの眼鏡拭きの下から父さんのかいた手紙が見つかったのよ。
「みさ おまえがよめでよかった ありがとう」
短いけど、父さん、最期は目がほとんど見えなかったし、手の自由も利かなかったから、きっと一生懸命書いたんだよね。
あの時、きちんと母さんへの言葉を残してたんだよ。
なのに眼鏡ケースに入れて渡さないまま、ありかも伝えないまま死んじゃったみたい。素直にありがとうが言えないみえっぱりで、恥ずかしがり屋の父さんらしいね。
もしかしたら、さみしがりやの父さんは、母さんとのお別れを認めるのがこわかったのかもしれないね。今はもう二人とも同じところにいるはずだけどきっと父さんはこの手紙のこと何も言ってないでしょう?
仕方がないから、私が母さんにこの手紙を届けます。もうそんなに待たせることはないと思う。きっと父さんは嫌がるだろうけど...楽しみに待っていてね。
還暦の娘より。

株式会社キャリア・マム
代表取締役 堤 香苗

届かなかったラヴレターの原点のような作品だと、読んだ時に「ぐっ」と胸をつかまれました。不器用で、大切な人にその想いを伝えられない父親と、その想いに気づかずに逝ってしまった母親。今頃は天国で両親仲良くしてくれていると思いながら、見栄っ張りな父親の想いを郵便配達と称して届ける還暦の娘。あまりにも、自分の未来と重なって、何度読んでも涙が止まりませんでした。夫婦、親子の切っても切れない心のつながり、情け深い情など、今年のコンテストの最優秀にふさわしい作品だと感じました。

キャリア・マム特別賞~ 副賞として1万円(1名)~

豊代 惠子さん

(石川県)

あの頃のラヴレターFAX

結婚するまでの数か月間、一緒に暮らし始める前の私たちは、毎日FAXでやり取りをしていましたね。びっしりとあれこれ書いた手紙を日々あなたに送っていました。ラブラブな愛の言葉をポエムにしたりもして、今思い返すと少し照れてしまうような文面ばかりだったと思います。あなたからの返信には、いつもほほ笑ましいイラストが添えられていましたね。遠い昔、独身時代のラヴレターFAX。
あの懐かしい手紙を、あなたの机の引き出しに見つけたとき、胸が震えるほど感動しました。分厚い束が、大きな封筒にきれいにまとめられていて。大切に取っておいてくれたんですね。 引き出しの右側、一番手前の取り出しやすい場所にしまわれていた、あのラヴレター。もしかして、あなたはこの二十数年間、時々取り出して眺めていたのでしょうか。そんな想像をしながら手に取り、過去を思い出して、ぼろぼろと涙が止まりませんでした。
天国でも読んでほしくて、あのラヴレターの束をあなたの棺に入れました。
あれから、もう四年が経とうとしています。とうとう私も、あなたの年齢を追い抜いてしまいました。
私が天に召されるときは、ちゃんと迎えに来てくださいね。
あなたと夫婦でいられて、本当に幸せでした。ありがとう。

株式会社キャリア・マム
代表取締役 堤 香苗

最優秀作品を一つだけ選ばなければいけなかったのですが、どうしても選外にできなかった作品です。今じゃ、スマホのメールやチャットでやりとりする層には「FAX?」っていう感じかもしれませんが、郵便よりダイレクトに相手に届く、魔法のレターが当時のFAXでした。それを、ひとつひとつ丁寧に束にして、自分の机の一番取り出しやすいところにとっておいてくれた夫の愛情を知り、天国でも読んでほしくて出棺の棺に入れた妻の想い。そんな見送った夫の年齢を過ぎてしまった今、改めて、夫婦でいられたことへの感謝をつづったこの作品に触れて、絶対に来年もこの「届かなかったラヴレター」コンテストは継続していこう、と、決意するきっかけになった作品です。急遽作った特別賞ですが、本当にご応募ありがとうございました。

  • ライフプラザパートナー賞

    M・Mさん(栃木県)
    73☆さん(東京都)
    平 一郎さん(大阪府)
    原 誠さん(大阪府)
    Mayさん(三重県)

    優秀賞作品はこちら
  • 審査員賞

    関根 トミ子さん(埼玉県)
    彩夏さん(和歌山県)
    つみきさん(神奈川県)
    みほさん(東京都)
    きなさん(富山県)
    田中 真子さん(東京都)

    審査員賞作品はこちら

※以下の受賞者の発表については特典の発送をもって代えさせていただきます。

きゅんとしたで賞ほっとひと息でしたで賞
     


  • 届かなかったラヴレター実行委員会
    株式会社キャリア・マム

LPP2502-011(20270228)

ページの先頭へ