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「ほめる」アンケート

最近、誰かにほめられましたか?また、最近誰かをほめましたか? 
自分の子どもに対してほめましたか? さまざまな「ほめる」シーンを調査し、人々の心の動きを追った。

問1.あなたが言われて嬉しかったほめ言葉はなんですか?(夫以外で) 誰に言われて、どんなふうに嬉しかったかも含めて教えてください。
問2.あなたが夫に言われて嬉しかったほめ言葉は? どんな時に、なんと言われたのか、どんなふうに感じたかも合わせて教えてください。
問1.あなたが言われて嬉しかったほめ言葉はなんですか?(夫以外で) 誰に言われて、どんなふうに嬉しかったかも含めて教えてください。 問2.あなたが夫に言われて嬉しかったほめ言葉は? どんな時に、なんと言われたのか、どんなふうに感じたかも合わせて教えてください。
■ ワタシがほめられるのには理由がある!?
問1、問2ともに【大人である自分がほめられるシーン】である。「(夫以外で)あなたが言われて嬉しかったほめ言葉はなんですか?」との問いに一番多かった回答は「こどがもたくさん(4人)いるのに老けてなくてきれいだねと言われた」(40歳代)「病院で 医師が何度もカルテを見ながら、年齢より随分若く見えるねと言われた」(50歳代)などの「綺麗ね・若く見えるね・よく似合っているね・かっこいいね」(14.8%)といった容姿に関するものだった。20代~50代の女性、中でも40歳代が51.9%を占める回答者の年齢層も関係するだろう。続いて「『ちゃんと子どもと向き合ってるよ』とお友だちのママに言われたとき、見ていてくれる人がいると分かり嬉しかった」(30歳代)などの「ちゃんと出来ている・向き合っている・よくやっている」(11.1%)が挙げられた。これは、結婚や子育てに始まり、家庭と仕事の両立などに何年間も純粋に自分自身のことだけを考えていられない立場の女性にとって、奮闘している姿を他人に認められることも立派な「ほめ言葉」として捉えられるのだ。ほかにも「(お料理)美味しいね」(10.2%)「すばらしい・完璧だよ・偉いね」「あなたで良かった」(ともに8.3%)などと続いた。
また、「あなたが夫に言われて嬉しかったほめ言葉は?」については、「夫が仕事から帰って夕飯を食べているときに、何気ない『美味しいなぁ』というひと言が、本音のほめ言葉と思えて嬉しい」(30歳代)などの「お料理が美味しいね」(27.8%)がとても多かった。料理をほめられることで、喜んでもらえている確信へとつながるのだろう。しかし、シンプルな「ありがとう」(17.6%)、やっぱりうれしい「綺麗ね」(9.3%)の次に来たのは、「ほめられた事はない」(8.3%)というやや残念な回答。夫婦として歳を重ねていくごとに「いて当たり前、やってくれて当たり前」の関係になり、妻をほめる必要性を感じない夫も存在することも分かる。
問3.子ども時代、小学生のころに言われて嬉しかった言葉があれば教えてください。その後のあなたの人生に影響した、などのエピソードがあれば、合わせて教えてください。
問4.自分の子どもから言われて嬉しかった言葉があれば教えてください。どんなときにどんなふうに言われたのか、どう感じたのかも教えてください。
子ども時代、小学生のころに言われて嬉しかった言葉があれば教えてください。その後のあなたの人生に影響した、などのエピソードがあれば、合わせて教えてください。 問4.自分の子どもから言われて嬉しかった言葉があれば教えてください。どんなときにどんなふうに言われたのか、どう感じたのかも教えてください。
■ 心に残るほめ言葉は生きる原動力にもなることも
問3は【子どもの頃、自分がほめられたシーン】である。幼い時に大人からかけられた温かい言葉を、自分が大人になってもはっきり覚えているという経験はないだろうか。「子ども時代、小学生のころに言われて嬉しかった言葉」の中でも「やれば出来る子、と中学2年の頃に言われて成績が上がり、学年で上位に入れた」(30歳代)「目標に向かって頑張っている時に、『継続して頑張ってることは周りもちゃんと認めているよ』と言われた」(40歳代)といった「頑張れば結果が出る・やればできる」などの励まし系のほめ言葉を挙げた人が11.1%いた。また、「あなたは何も言わなくてもきちんとやってくれるので、お母さん安心だわ」(40歳代)といった「あなたで良かった・安心できる・いい子です・えらいね」、「『歌がうまい』と近所のおばさんに言われた。その後ちょっと芸能界にあこがれて、オーディションなどを受けた」(40歳代)などの「足が速い・絵が上手・歌が上手い」(ともに7.4%)が続いた。その後の人生に影響するようなエピソードとしては「小学6年生の時の担任の先生に『あなたの文章や着眼点はすばらしい』と言われたことで文章を書くのが大好きになり、そちら方面の仕事にも携われて幸運だと思った」(50歳代)「人と自分を比べすぎて落ち込むことがあまりない」(30歳代)など、ほめられた事で幼心にも「認められた」と感じる自己肯定感・自尊心も育まれ、その後の人格形成や生き方のきっかけを得た人も。これらの回答からも、子どもへのほめ言葉は時にとてつもないパワーをもたらすことが分かる。
では、ほめ言葉をかけてくれる人が年上から年下、しかも我が子からの「ほめ言葉」に、心境の変化は生まれるのだろうか。
問4は【自分の子どもから褒められるシーン】だ。「自分の子どもから言われて嬉しかった言葉があれば教えてください」との問いには、「『お母さん、生まれてきてくれてありがとう』このコトバを聞いたときは、涙が出そうになった」(50歳代)などのシンプルな「ありがとう」(22.2%)が上位だった。「外食をした際に、レストランのご飯を食べ『これおいしいね』と言ったら、『お母さんのご飯の方がおいしいけどね』と満面の笑みで言われた」(30歳代)という「美味しい・ママのご飯がいい」(20.4%)、「毎日『ママが世界で一番大好き』と言われ、強く叱った日は反省しつつ、愛しくなる」(40歳代)などの「大好き」(17.6%)と続いた。その他の意見として「夫から家事がおろそかになっているとケンカを吹っ掛けられた時、そばで聞いていた子どもたちが『お母さんは家でも会社でも仕事してるんだからしょうがないじゃん』と夫に口答えしたこと。ほめられたわけではないかもしれないが、私が頑張っていることをちゃんと認めてくれているのがわかって嬉しかった」(40歳代)などという回答も。子どもにとってはこれらの言葉は素直な感想なのかもしれないが、母にとっては最高の「ほめ言葉」となって伝わる。母親冥利に尽きる瞬間とも言えるだろう。
問5.自分の子どもに対して、他の人から言われてうれしかった言葉があれば教えてください。誰にどんなときに言われたのかも合わせて教えてください。 
問6.最近、些細なことでもいいので、誰か(子供以外で)をほめましたか? 
問7.具体的には?(誰をどんなふうにほめたのか教えてください。)
自分の子どもに対して、他の人から言われてうれしかった言葉があれば教えてください。誰にどんなときに言われたのかも合わせて教えてください。 最近、些細なことでもいいので、誰か(子供以外で)をほめましたか
■ 子どもがほめられると親も嬉しい!
「自分の子どもに対して、他の人から言われてうれしかった言葉があれば教えてください」といった【自分の子どもを褒められるシーン】の問いには「いつもニコニコしていて、優しい子だね」(50歳代)「かわいいね。自分の子どものお嫁さんにしたい」(30歳代)などの「やさしいね」「かわいいね・笑顔がいいね」(ともに11.1%)や、「仲良くしているお母さんに、『しっかりしているから一緒に遊ばせていても安心だわ』って認めてくれている言葉が嬉しかった」(30歳代)といった「しっかりしてる・頼もしいね」(10.2%)などが挙げられた。その他、「長男が小学1年生の時、個人懇談で先生に言われたひと言『それが、○○くんのいいところです!』」(40歳代)など、親の知らない一面を他人に見つけてもらうことも嬉しいものだ。人に気づかされたことで「わが子を見ていてくれたんだ」という喜びと、子どもの新たな長所を見つけてもらったことで、間接的にほめられているような気分になるのだろう。 一方で【自分が子ども以外の誰かをほめるシーン】において「最近、些細なことでもいいので、誰か(子供以外で)をほめましたか?」「はい」が67.6%と7割近くにのぼった。「具体的に誰をどんなふうにほめたのか」については、「会社の後輩が失敗した時に、良かったところをみつけてほめた」(40歳代)などの「仕事関係・同僚・知り合い」(28.8%)、「友達に、髪型カワイイね!と言った」(30歳代)などの「友人」(19.2%)、「きちんと挨拶ができる友だちの子をほめた」(40歳代)などの「よその子ども」(16.4%)と続いた。また「夫(主人)」(12.3%)の中には、「遠出したときに、夫に『やっぱり運転上手ね』というと、機嫌良く運転してくれる」(40歳代)という、夫を一見ほめているようで、実はおだてているのに近い意見もあった。
問8.最近、自分の子どもをほめましたか?
問9.具体的にはどんなときにどんなふうにほめましたか?
具体的にはどんなときにどんなふうにほめましたか?
■  我が子への想いや希望をポジティブな言葉に込めて
「最近、自分の子どもをほめましたか?」との問いに「はい」が85.2%にのぼった。では具体的な【自分が我が子をほめるシーン】を聞いてみた。「自分から勉強を始めて頑張った時」(30歳代)「テストや勉強した時、できた事をほめた」(25.0%)、「『自分自身が嫌なことを言われても、相手の気持ちを考えられているんだね。すっごく偉いよ~』とほめた」(30歳代)といった「すごいね・がんばってるねとほめた」(22.8%)、「自分から手伝いをしてくれた。『疲れがとんでいくよ、ありがとう』とほめた」(40歳代)などの「家事・手伝い・片づけをした時、できた事をほめた」(21.7%)などが挙げられた。その他「敬老の日に祖母に『元気?』コールをしていたのでほめました。優しい気持ちをいつまでも持ち続けてほしい」(50歳代)など、子どもの良いところをさらに伸ばしてほしいためにほめる人も。自分が子どものころに感じた「認められた」という成功体験を、親として自然に分け与えたいと思うのかもしれない。
■ 人をほめ、人にほめられることで生まれるもの
最後に「このアンケートに答えてみていかがでしたか?」との問いに「もっとほめてあげたいと思った」と感じた人が30.6%にのぼった。
「人間、言葉がけひとつで気分がかわる。いい言葉は人を元気にさせてくれるので、これからも大切にしようと思う」(30歳代)と、ほめることの大切さに気付かされた人が多かったようだ。また、「自分も周りも幸せな気持ちになりますね」(40歳代)とほめる側にもいい影響がもたらされることを感じる人もいた。
相手を「ほめる」ことは、「賞賛」「尊敬」「激励」を伝えることだが、どう受け止められるかは相手次第。「ほめられた」と感じてもらえて、満たされた気持ちになってもらえれば伝わったといえるだろう。ほめることに限らず、自分の感情をそのまま相手に汲み取ってもらうために欠かせないのは、日々のコミュニケーションの積み重ね。子どものころからほめられ、認められることで、他人と良好な関係を築ける大人へと近づける。そのためにはまず、親が手本を示さなければならない。互いの笑顔が増える「ほめるパワー」は、いくつになっても必須スキルといえるだろう。

他にも以下の設問がございます。

  • あなたが言われて嬉しかったほめ言葉はなんですか?(夫以外で)誰に言われて、どんなふうに嬉しかったかも含めて教えてください。
  • あなたが夫に言われて嬉しかったほめ言葉は? どんな時に、なんと言われたのか、どんなふうに感じたかも合わせて教えてください。
  • 誰かにほめられたことがありますか?
  •  
  • 子ども時代、小学生のころに言われて嬉しかった言葉があれば教えてください。その後のあなたの人生に影響した、などのエピソードがあれば、合わせて教えてください。
  • 自分の子どもから言われて嬉しかった言葉があれば教えてください。どんなときにどんなふうに言われたのか、どう感じたのかも教えてください。
  • 自分の子どもに対して、他の人から言われてうれしかった言葉があれば教えてください。誰にどんなときに言われたのかも合わせて教えてください。
  • 最近、些細なことでもいいので、誰か(子供以外で)をほめましたか?
  •  
  • 具体的には?(誰をどんなふうにほめたのか教えてください。)
  • 最近、自分の子どもをほめましたか?
  • 具体的にはどんなときにどんなふうにほめましたか?
  • このアンケートに答えてみていかがでしたか? 何か気持ちの変化を感じたことがあれば教えてください。
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■調査概要
属性 このアンケートの問合せはこちらから
調査方法 インターネット調査
調査期間

2013年10月

回答者数

20代から60代の女性(弊社WEB会員)108名

調査実施機関 株式会社キャリア・マム
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