「ちょっと気になるお金の話」に関するアンケート
家ごとにどのような「資産運用」をおこなっているのか、あまり聞くに聞けない話題ではある。そこでマム会員にアンケートを実施し、資産運用をどのように捉えているのか、実施状況を調査した。
問1.株や国債、外貨預金など、貯金・節約以外のお金を増やす工夫(資産運用)をしていますか
問2.資産運用に興味がありますか【資産運用を今はしていない方】
- ■「資産運用」に興味はあるものの、実践となると......。
- 「株や国債、外貨預金など、貯金・節約以外のお金を増やす工夫(資産運用)をしていますか」と聞いてみると、「いいえ」(58.7%)が「はい」(41.3%)をわずかに上回った。そこで、資産運用を今はしていない方に「資産運用に興味がありますか」と聞いてみると、「はい」(51.4%)が「いいえ」(48.6%)をわずかに上回った。資産運用に興味はあるが、なかなかハードルが高い存在と言えるのだろう。
問3.資産運用をしていない理由はなんでしょうか【資産運用を今はしていない方】
問4.どのような商品ならば興味がありますか【資産運用を今はしておらず、投資に関心のある方】
- ■資産運用と聞くと、なんだか難しそうと思う人が多い!?
- 次に、資産運用を今はしていない方に「資産運用をしていない理由」を聞いてみた。上位は「知識がないので」(43.2%)「リスクがなければ始めたい」(41.9%)「資金があれば始めたい」(37.8%)「不安」(33.8%)「勉強をしてから始めたいから」(28.4%)といったしり込みしてしまう理由が占め、「少額からでもできそう」(14.9%)「利率がよいから」(13.5%)「ネットでできるから便利そう」(10.8%)といった前向きな理由は下位を占めた。「その他」(6.8%)回答として、「今の時代、国債や外貨預金は、利率も低いし、リスクも多いので。株は怖い」(60歳代)「めんどくさそう」(30歳代)といった意見もあった。
資産運用を今はしておらず、投資に関心のある方に「どのような商品ならば興味がありますか」と聞くと、やはり「株」(60.5%)が多く、次いで「外貨預金」(36.8%)「国債」(31.6%)と続いた。「その他」(15.8%)意見として「たくさん見返りのある国内株」(50歳代)「仮想通貨」(40歳代)などが挙げられた。
問5.投資資金として月額でどれくらいの予算を想定していますか【資産運用を今はしておらず、投資に関心のある方】
問6.運用は誰がしていますか【資産運用している方】
- ■投資資金はどのぐらいから始めたい?
- 資産運用を今はしておらず、投資に関心のある方に「投資資金として月額でどれくらいの予算を想定していますか」と聞くと「5万円以下」が86.8%と圧倒的に多かった。やはり、多額の資金を資産運用に回すのは考えてしまう人が多いようだ。一方、資産運用している方に「運用は誰がしていますか」と聞いてみると、「妻」が69.2%と多く、次いで「夫婦で」(23.1%)だった。妻が資産運用のノウハウを身に着け、少額から始めることができれば理想的、なのだろうか。
問7.資産運用で、実際に運用したことがある商品はどれですか【資産運用している方】
問8.投資の現在の状況を教えてください【資産運用している方】
- ■あれこれと投資して......結果はどうなの?
- 資産運用している方に「資産運用で、実際に運用したことがある商品」を聞いてみたところ、「日本株」(57.7%)「投資信託」(53.8%)が突出して多かった。「保険商品」(34.6%)「外貨・FX」(30.8%)「国内債券」(26.9%)「REIT」(15.4%)「外国債券」(11.5%)と続くが、専門知識が必要な商品はやはり割合が少ない傾向にあった。
そして、資産運用している方、していない方にかかわらず気になるのは、実際に儲かっているのか、ということである。そこで「投資の現在の状況を教えてください」と資産運用している方に聞いてみると、「儲かっている」と回答した人は28.8%。一番多かったのは「プラスマイナスゼロ」の51.9%だった。ちなみに「損している」は15.4%。この数字は、何を意味しているのだろうか。
- ■「儲かっている」という状況を作るためには
- 「これから投資をはじめようとする主婦の方にメッセージをお願いします」という問いには、前問にて「儲かっている」と「プラスマイナスゼロ」「損している」とそれぞれ回答した方によって傾向がみられた。「儲かっている」と答えた方は「iDeCoは老後資金が貯めやすく、税金面でもお得」(40歳代)「身近なもの、例えば良く利用する食品会社やレジャー施設などの運営会社(株式会社)に目を向けて「買ったつもり」で、株価の上下を一定期間見ていくことから始めるのがおすすめ」(40歳代)「人の意見ではなく、自分で勉強することが大事」(40歳代)といった具体的なアドバイスが多かった。「プラスマイナスゼロ」と回答した方は「投資をする際はじっくり内容を見極め元金割れと手数料などに注意して」(40歳代)「儲かっている人の影に、同じくらいの損をしている人がいるということを忘れずに」(40歳代)「僅かなお金を投資に使うよりは、働いてお金を動かすことを考えたほうがいい」(40歳代)といった慎重な意見が多く、「損している」という方は「勧める人は良いことばかり言うが、責任をとってはくれない」(40歳代)とかなり厳しい意見が。
「お金に働いてもらう」ためにはやはり自分自身の勉強も必要なのだということが、これらの体験に基づく貴重なアドバイスから理解できる。これから始めようと考えている人や現在奮闘している人も、資産運用の際にはぜひ参考にしてもらいたい。
他にも以下の設問がございます。
- 株や国債、外貨預金など、貯金・節約以外のお金を増やす工夫(資産運用)をしていますか
- 資産運用に興味がありますか【資産運用を今はしていない方】
- 資産運用をしていない理由はなんでしょうか【資産運用を今はしていない方】
- どのような商品ならば興味がありますか【資産運用を今はしておらず、投資に関心のある方】
- 投資資金として月額でどれくらいの予算を想定していますか【資産運用を今はしておらず、投資に関心のある方】
- 運用は誰がしていますか【資産運用している方】
- 資産運用で、実際に運用したことがある商品はどれですか【資産運用している方】
- 実際に運用していないが、興味のある商品はどれでしょうか【資産運用している方】
- 資産運用を始めたきっかけはなんですか【資産運用している方】
- 投資の現在の状況を教えてください【資産運用している方】
- これから投資をはじめようとする主婦の方にメッセージをお願いします
■調査概要
調査方法 |
インターネット調査 |
調査期間 |
2017年6月
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回答者数 |
20代から60代以上の女性 (弊社WEB会員)126名
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調査実施機関 |
株式会社キャリア・マム |
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