在宅ワークのABC
個人情報保護法
在宅ワークをはじめたい! と思っても、わからないことばかり・・・という方も、在宅ワークをはじめたけれど、こんな時はどうするの?という方も、仕事への心がまえをはじめ、まずは在宅ワークの基本をしっかりおさえてお仕事しましょう!
「個人情報保護法」という言葉は聞いたことがあるけれど、内容まで詳しく知っている方はきっと少ないですよね。でも、在宅ワーカーとして働くみなさんにも関係のある事柄がたくさんあるので、これを機会に勉強してみましょう。
個人情報とは?
個人情報というと、名前、住所、電話番号、生年月日・・・他にはどういうものを個人情報というのでしょうか?
他の情報と合わせて考えることによって個人が特定できてしまう情報。メールアドレスだけでももちろん個人情報です。
また、業務を行うにあたって知りえた情報も個人情報と同じように守らなければなりません
どのようなリスク(危険)があるの?
個人情報を守るためには、一般的に次の5つのリスク(危険)があると考えられています。
1.不正アクセス
勝手に中身を見ること、外部からネットワークに侵入したり、許可されていない人(ご家族も含みます)が中身を見ること。
2.紛失(ふんしつ)
データや資料がどこかにいってしまって、探せない状態
3.破壊(はかい)
データが壊れて読めなくなったり、受け取った資料(紙のもの)が破れたりすること。ウィルスによるデータの破壊などを言います。
4.改ざん(かいざん)
内容を勝手に書き換えること
5.漏洩(ろうえい)
出力した紙や資料を一般ゴミとしてそのまま捨てて、外部に情報が漏れてしまうこと。データが盗まれることも漏洩になります。
個人情報が流出したら?
法令等の違反、経済的不利益、社会的信用失墜、本人への影響など・・・、さまざまな問題がおこることになります。
在宅ワーカーのみなさんが注意すること
在宅ワーカーのみなさんが注意することは、どんなことでしょうか?
パソコンについて
- ・ウィルス対策ソフトをインストールし、最新定義に更新しておく。
- ・ウィルス対策だけでなくファイアウォールもインストールする。
- ・ファイル共有(交換)ソフトをインストールしない。
- ・パソコンをたちあげたときにパスワードを入力するように設定しておく。
- ・プロパイダのメールアドレスを使用するべし。
- ・他人のパソコンからIDやパスワードが必要な業務用掲示板やサーバーなどにアクセスしない。
ファイアウォール:
インターネットを利用する際のセキュリティのひとつ。外部からの不正なアクセスにより、データやプログラムの盗み見・改ざん・破壊などが行なわれることのないように、不正なアクセスを検出・遮断します。特に常時接続は、狙われやすいと言われています。あなたの大切な情報を守るためにファイアウォールを導入しましょう。
プロパイダのメールのウィルスチェックは、メールにも有効です。しかし、WEBページを見るだけでウィルスに感染する可能性もあります。そのため、ウィルス対策ソフトを使用するのは必須といえます。ウィルス対策ソフトには、ファイアウォールの機能が含まれているソフトもあります。
資料・データの取り扱いについて
- ・業務で使う書類の保管に注意すべし
- ・業務で知った情報を他人に話さない
- ・業務が終了したら、マネージャーの指示に従い返却・破棄する。バックアップも残さない。
- ・業務で使用した書類を捨てる時は、シュレッダーを使うか、細かく破いて棄てる。
- ・データを入力する際はミスのないように注意する。
いつもの仕事方法を振り返ってみて、まだできていなければ、改善していくようにしましょう。また、この他にも危険がないか自分で確認してみましょう。