• ようこそ ゲストさん
  1. HOME
  2. キャリアアップ
  3. 在宅ワークまめ知識

在宅ワークまめ知識

家賃は?電気代は?どこまでOK?在宅ワークの経費

お仕事をしている人、これから働こうと思っている人必見! 在宅ワークの知識やノウハウなど、お役立ち情報をお届けします。


010829_1.gif
個人事業主として仕事をするなら避けては通れないこと。そう「確定申告」。 私は在宅ワークを開始するにあたり個人事業主となったので、初めて確定申告をすることになりました。

確定申告のためには所得を算出する必要があります。その年の収入から経費を引いたものがいわゆる所得。
収入はまだわかりやすかったんです。仕事を受けて発生した報酬を見ればいいんですから。

問題は経費。
経費とはその事業を行うために使用した費用。こう聞くと「ふーん、そりゃそうでしょ」という感じですが、これが思った以上にややこしかった......。

100%事業に関連している支出なら、もちろん100%経費になるので単純明快。
たとえば書籍代やセミナー代、会計ソフトの使用料やサーバー代、打ち合わせのための交通費などです。

自宅で仕事をしている在宅ワーカーの場合、家賃や光熱費も経費になります。
ただ当然のことながら、仕事以外のプライベートの時間も家を使用しているので、100%経費になるわけではありません。

こういった仕事利用とプライベート利用が混ざっている場合、経費になるのは仕事に関わる比率だけ。経費を仕事とプライベートに分けるのが、家事按分(かじあんぶん)という工程。
010829_2.gif
あまり聞き慣れないこの家事按分が、私を悩ませました。

在宅ワークでの経費の考え方「家事按分」

確定申告初心者の私には、いったい経費の何割を仕事用と判断したらいいのか、さっぱりわかりません。
そこで税務署に問い合わせてみたところ「一般的には面積や時間で家事按分するケースが多いです」との回答。

ひとつめは面積。
たとえば100㎡のうち20㎡を仕事部屋として使用している場合、家賃の20%を経費にする。
ふたつめは時間。
たとえば1日8時間を仕事で使用している場合、家賃の33%を経費にする。
みっつめは面積と時間の両方。
たとえば100㎡のうち20㎡を仕事部屋とし、1日8時間使用している場合、家賃の6.6%を経費にする。

はっきりと経費は何割と決まっておらず「常識的に考えてこのくらいが妥当かな」と客観的に納得できる割合を自分で計算しないといけないのです。

さらに調べてみてわかったのが、持ち家の場合はローンの金利部分しか経費にできません。
「え?そんな微々たる金額分だけ?!」とガックリしましたが、固定資産税やマンションの管理費、修繕積立金は経費になることがわかりました。
持ち家なら、実はエアコンを買い替えた際の工事費も経費になるんです。

自宅で仕事をするからこそ、仕事とプライベートのはっきりした線引きが難しい。
「家賃の80%を経費にしちゃえ」などと、いい加減に計上してしまうと、あとあと大変なことになるかも......。

悩んだときは、地域の税務署に相談することをおすすめします。

合わせて読みたい
家の中にワークスペースをつくろう
http://www.c-mam.co.jp/career/workmame/e/001256.php

<Q&A>各社のポイントを集めています。確定申告は必要
http://www.c-mam.co.jp/career/workmame/e/003011.php

<Q&A>在宅ワークと内職ってどうちがうのですか?
http://www.c-mam.co.jp/career/workmame/e/003012.php

«前のページへ在宅ワークまめ知識TOPへ次のページへ»

ページの先頭へ

この記事が気に入ったら「応援する」ボタンをクリック

応援する