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覚えてますか？
2人で行った少しお洒落なバーで乾杯した時のセリフ、「恋の音がした。」
そこから始まった2人の幼い恋。泣いてばかりの私と困った笑顔の貴方。
眠るのが怖いと言った私をそっと包んでくれた貴方。
砂浜で何度も波にさらわれながら描いた相合い傘。
愛される事を知らない私と愛する事に怯える貴方。
病気の事を打ち明けてくれたとき、どんな気持ちだったの。
「僕はいつか消えるんだ、そしたら君はどうするのかな？」
いつもの困った笑顔で呟いた貴方の顔は今でも愛しい。
あれから4年、その答えに私はやっと答えられます。
「ずっとずっと傍にいるよ」
貴方は消えてしまって、貴方との思い出を、新しい貴方は知らないけれど、
私は全てを受け止め貴方たちと歩いていくよ。
「君は誰？」と何度私を忘れても、
付き合い始めた貴方とは二度と会えなくても、
貴方と、貴方たちと出会えて幸せです。
覚えてますか？

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