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届かなかったラヴレター

匿名

切ない気持ちや感謝の気持ち、大好きだったあの人への想い・・・毎年、大切な人への思いを綴ったラヴレターを募集している「届かなかったラヴレター」。これまでご応募いただいた「届かなかったラヴレター」をご紹介します。


 私はある男性と結婚し、3ヵ月で離婚した。
 色々と気にくわない所があったからである。
私は又、職場を捜さなければならなかった。
職安に行き小林電業所という会社を紹介された。
そこへ勤め始めると、
山田という小会社の社長から、
私の自宅へきたいという。
私は1人で淋しい思いをしていたから、
彼を私のアパートへ連れていった。
最初はのぞいただけで帰ったが、
2度、3度となると私のアパートへ上がり
体を欲求してきた。私も簡単に体を許した。
それからは3日おきに私のアパートへきた。
大島へも行った。日光へも行った。
楽しい思いをいっぱいのせて
2人は船出したのである。
ある日の事、彼は30分おくれてきた。
私はおこって熱湯を彼にかけた。
彼は「もうおわりだな。」
と言って帰っていった。
それきり縁は切れた。
私は一言お礼を言いたい。
「楽しい思いをさせてもらって
どうもありがとうございます」と。

「届かなかったラヴレター」次回の募集についてはキャリア・マムサイトやメルマガでお知らせします。 過去の受賞作品はこちらでご覧いただけます。

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