在宅ワークまめ知識
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皆さんは、身近な人に、在宅ワークをどう説明しておられるだろうか。
前職が教師だった私は、イメージしやすいこの職業に、親や友人が「忙しいよね」「たいへんでしょう」と共感してくれることも多かった。
家族と自分の時間を取り戻したくて仕事を辞め、新たな人生をスタートさせて5年。
自分で少しずつ分野を開拓しながら在宅ワーカーとしての経験を積む中で、在宅ワークのたいへんさや面白さが、少しずつわかってきた気がしている。
しかし、この私の状況は、親や周囲の人には理解不能である。
自宅で仕事をしているとは言え、割と細かなスケジュールや納期に合わせて動いているということは、全く想像できないらしい。
まず、仕事イコール外に働きに出るもの、という概念は崩せない。
「もう仕事は行っとらんのんやろ?」(なぜか頻繁に聞く実母)
「家でパソコンを使った仕事をしている」と説明しているのだが、これがまた「家にいていつでも融通が利く」というイメージを増幅させる。
「産直市場行ってきたから、野菜取りにおいで」(いつも突然の義母)
自由に時間を決められる在宅ワークであっても、納期前の数日は1日中カンヅメ状態になることも多い。時には絶対外せない時間帯、というものも発生する。
だが、それを親たちに伝えるのはどうも心苦しい、というか、正直言って後ろめたい。
何と言っても高齢。
急な病や事故があれば、何があっても駆けつける気持ちでいるし、何気ない日常の誘いや要望であっても、断りたくない思いが強い。
今の自分の立ち位置に対する、かすかな引け目というか、世間に認知されていないことへの遠慮のようなものが、気持ちの奥底に潜んでいる気がする。
在宅ワーカーとして自信と誇りをもって
先日、大学時代からの友人と久しぶりに会う機会があった。
説明しづらい自分の立場を、ポツリポツリ、声に出してみる。
「え〜っ! 何、その仕事! データ入力? エクセル? 自宅で? そんなのできるの」(子育てをプロフェッショナルに頑張ってきた同い年の友人)
いや、これほどの反応とは。
少し妄想が過ぎるようだったが、同世代には子育てと両立できる魅力的な働き方に見えたようだ。
そう、こんな風に、私のような在宅ワーカーが自信を持って自分を語らなければ、世の中は変わらない。
先日も、株式会社キャリア・マムの堤香苗社長がNHK番組に出演、在宅ワークを紹介されていた。黙って家で仕事をしているだけでなく、発信していくことも大切なのだと気づかされた。
最近では、企業でもリモートワークが認められ出社をしない働き方ができるようになっている。会社や団体に縛られない、在宅ワークのスタイルそのものが、生き方の選択肢になる日も近い。
やっと「在宅ワーク」ということばが日の目を見ることになったのだ。
私も、在宅ワーカーとしての経験を積んで、誇りと自信を持って仕事ができる自分になろう。
そう心を新たにした、ある日の午後であった。
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