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教えて!ごとう先生

私立中学の定期テスト対策は?

子どもの勉強で頭を抱えているママたちへ。長年子どもたちを指導しているごとう先生が、すっきり解決してくれます!

後藤 武士 先生:1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライブ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣島まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員を対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、最強教育指南役としても活躍中。 ⇒オフィシャルサイト ⇒後藤武士先生 著書一覧

~後藤先生メッセージ~
実現可能で、子どもの性格・適正にあった経験的な裏付けをもった学習法を指導したいと思っています。ときには厳しいことも申し上げますが、すでにご定評いただいている救いのあるアドバイスを心がけます。夢を妄想としてしまうのではなく、 数年後の姿とできるよう、一緒にがんばりましょう。

qa110413.gif中学2年の息子が、定期テストの勉強にとても苦労しています。私立中のせいか、国語、理科、社会などはオリジナルのテキストやプリントが中心。科目によっては、掘り下げ方が高校レベルになることもあります。授業のノートは最低限とっているようですが、要点を押さえるのが苦手なのか集中力がないのか......。今までしてきた「問題を解いて覚える」勉強法が通用しない授業と試験、どういう対策をすればよいでしょうか?

(HN:かにぞう)

ノートを工夫しよう! 上の学年の参考書を使うのも手

●定期テストは授業でやった内容を確認するもの
 背伸びして入学してしまったのか、はたまた、入学の喜びにひたる期間が長すぎて出遅れてしまったのか。いずれにしても、このままではいけないので、考えてみましょう。定期テストは、どこまで行っても授業の到達度を確認するものです。これは、授業で扱うレベルが高くても低くても、変わりません。とすると、対策も自然に見えてきます。 「授業の」復習です。  ここで「 」をつけたことには、大きな意味があります。これは、「教科書の」復習とは限らないということです。授業が教科書から逸脱して進むのなら、対策もそれに合わせなければなりません。それなのに、教科書をベースに復習していれば、点数が取れないのは当然のことなんですね。
●ノートは「副教材に書かれていないこと」を中心に!
 では、何を指標にすればよいのでしょうか。それはズバリ、ノート。そして、副教材です。今回でいうと、「オリジナルプリント」が副教材にあたります。  普段は、できるだけ授業に集中する。そして、プリントで重要な箇所、先生が触れた所にマーキングをする。さらに、プリントには書かれていないけれど先生が板書したとか、しつこく説明したことは、必ずメモする。ノートのとり方について説明すると、それだけで1冊の本ができるくらいになりますから※、ひとつだけ重要なことをいうと、教科書や補助プリントとペアにして勉強ができるようにノートをとることです。教科書や補助プリントにすでに書いてあることは、あえてノートに書かない。書ければ書いた方がいいですが、筆記速度が遅いとか、筆記に夢中で頭と耳がおろそかになるようでは、本末転倒となってしまいます。そうならないためにも、写すことを絞り込むのです。具体的には、教科書やプリントに記載されていないことがそれにあたるわけですね。
●上の学年の参考書で学習しよう
 それから、どんなに扱うレベルが高いといっても、内容は、上の学年か高校の教科書から持ってきているはず。ならば、上の学年や高校の参考書を入手して、あてはまる単元を参照すればいいのです。もちろん、それも容易ではないと思いますが、かにぞうさんも息子さんも、そういう困難を覚悟して、さらに言うなら楽しみにして今の学校に進んだことと思います。どうしても厳しいときは、長期休暇に個別指導を利用するなどして、くらいついていってください。人より先走ろうと思えば、人より苦労が大きいものですから。 ※『このノートで成績は必ず上がる!』(大和書房)参照
回答は質問いただいた文面から推測できる範囲でアドバイスさせていただいたものです。 したがって私のアドバイスが最善とは限りません。実践に関しては使える部分をアレンジして各自の責任でお願いします。 ・・・後藤 武士

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