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◆西さん◆
音声起こしの経験年数は6年半。友人からキャリア・マムを紹介され、音声起こしを募集しているのを知って応募したのがきっかけとなった。

Ｑ．どんな仕事ですか

指定の起こし方で音声を文字化し、整える
講演会、会議、インタビューなど人が話している言葉を文字化する仕事です。話している言葉を聞きながらワードにタイピングします。起こし方にはいくつか違いがあり、「ケバ取り素起こし」「整文」「要約」などの方法があります。

ケバというのは「えーと」「あのー」「えー」など意味のない言葉で、文字に起こす場合には基本的には省く必要があります。
しゃべり言葉は言い直しがあったり、主語が最後に来たりと正しい文章で話されるとは限りませんが、「整文」は、そういった無駄や間違いを修正し、分かりやすい文章に直す起こし方です。

Ｑ．やりがいと続ける理由は？　

自分の視野がどんどん広がる！稼働時間を選べるのも魅力
文字起こしは、定年退職後に始めた仕事です。年齢がいくつになっても、社会参加ができることが一番のやりがいです。そして、さまざまな分野の話を聞けることがとても楽しいくて。今まで全く知る機会のなかった話を聞くことで、自分の世界がどんどん広がっていくのを感じます。

また、作業の時間を自分で決めることができるので、プライベートな時間を持ちながら仕事をすることができる点も、続いている理由となっています。

Ｑ．大変なことは？

ルールに基づいて、高品質な納品物を作成すること
品質の高い納品物を仕上げることが一番大変であり、大事なことだと思っています。日本語にはひらがな、カタカナ、漢字があり、その表記方法にはルールがあります。
共同通信社で出している「記者ハンドブック」に記載されている表記方法が元になります。ひらがなで書くべきもの、カタカナで書くべきものなどのルールがあります。また漢字の場合、同音異義語がたくさんあります。

音声を聞いているだけですので、どの漢字が当てはまるのかは前後の文章の意味を理解しなければなりません。正しい表記を決めることが大変であり、また面白いところでもありますね。

Ｑ．受注のきっかけは？

興味があった「音声起こし」に応募してみたこと
キャリア・マムではさまざまな業務の仲介をしていますが、私は音声起こしに興味があったので、音声起こし業務の募集があったときに応募をしました。最初は間違いが多かったのですが、フィードバックがあり、丁寧に指導をしてくれるので徐々にレベルアップすることができたと感じています。

Ｑ．どうやって仕事を広げて（増やして）いった？

未経験でもとにかくチャレンジ！常にスキルアップを意識して
音声起こしを始めて1年ぐらい経過したときに、音声起こしを専門に仲介している企業を知る機会があり、その会社の案件にも応募し、現在は2社から仕事を受注しています。

最初は単価が低く設定されていますが、スキルが上がる（間違いが少ない）につれ単価も少しずつ上がっていきます。後者の会社で議事録作成の研修があり、応募をしました。最初の試験では落第しましたが、2度目のトライで合格。その後、時々議事録作成の仕事をしています。議事録作成とは話の内容を要約して、その会議の内容を簡潔にまとめる作業です。なかなか難しい面もありますが、やりがいはあります。

つまりスキルアップすることが、報酬に対しても、また仕事の幅を広げることにも大きく影響すると思います。

Ｑ．向いているのはこんな人　

作業の的確さとスピード、そして根気がある人
一番必要なことはタイピングの的確さと速度だと思います。しゃべっている言葉を聞きながらタイピングするわけですから、キーボードを見ていては仕事になりません。タイピングが速くて、好きな人に向いていると思います。

たとえば1時間の会議の内容を音声起こしする場合、相当な時間がかかります。私の場合は、5分の話をタイピングするのに1時間近くかかります。早口で何を言っているのか分からない場合何度も聞き直したり、知らない言葉が出てきたらネットで調べたり、表記方法を確認するために辞書を引いたりするためです。タイピングが好きじゃないと続かないと思います。また根気強いことも大事です。

＜採用担当から＞

音声起こしは、対応の正確さ、そしてレギュレーションの正確な理解が求められる業務です。また、数分の音声であっても何度も聞きながら文字化していくので、根気が必要。五月雨であっても、１日のなかでしっかり集中できる時間をとれるとよいでしょう。

在宅ワークの第一歩としても、始めやすい仕事です。お仕事情報などの求人をチェックし、募集が入ったときには、ぜひ積極的にトライしてみてください！

また、現在募集中の業務に関する説明会も予定しています。興味のある方は、ぜひ参加くださいね。

●AI用文字起こしってどんな仕事？
＜オンライン説明会～＞
http://www.c-mam.co.jp/event/e/010822.php

Ｑ．この仕事をするのに必要なツールや環境

在宅ワーク全般にいえることだと思いますが、ウイルスソフトは必須です。また守秘義務がありますので、データの取扱いには気を使います。

音声起こしに必要なツールは、音声再生ソフトです。「Okoshiyasu2」「Express Scribe」という音声起こしのためのソフトがあり、「Okoshiyasu2」は無料でダウンロードできます。停止、巻戻し、早送りなどの操作をキーボードですることができます。また、キーボードから指のポジションを動かさずに文字を打つことができるので、スピーディな操作が可能です。
スキルアップすることが重要ですが、一番の方法はたくさん練習することです。いろいろな話を何度も繰り返し練習することが一番大切だと思います。「音声起こし技能テスト」を受けることもいいかもしれません。また新聞やニュースの字幕などを注意して見ることもお勧めします。

合わせて、音声の聞きやすさのためにヘッドフォンとスピーカーがあるとよいでしょう。パソコン本体からの音声よりスピーカーを通したほうが聞きやすいと思います。

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主婦＆ママにおすすめのお仕事~テープ起こし（音声起こし）
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