美文講座
応募メール
お仕事では、出会いまでが大変。どんなメールを書けば、出会いの第一歩が踏み出せるかな?
仕事の募集があり、応募したいけれど、疑問がいっぱい・・・。
では早速、応募メールを書いてみましょう。
以下のメールを見てどう思いますか?あなたならどう書きますか?
募集メール
応募希望の方は、下記応募フォームにて必要事項を明記の上、お申込み下さい。
メールの件名 ●△△製作者応募●と明記願います。
宛先:eee@abc.co.jp までお送りください。
応募メール その1【あて先・件名・担当者の確認】
件名:応募します
宛先:aaa@abc.co.jp
名前: 美文 花子
会員番号:9999999
住所:〒000−1111 東京都多摩市○○町0-0-0
電話:111-222-3333
fax:なし
携帯:なし
メールアドレス:bibun@abc.ne.jp
コメント 初めて応募します。一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。
まずは、応募フォームがあるかどうかを確認しましょう。
ある場合は「送信」などのアイコンをクリックすると、自動送信してくれます。
フォームがなくメール送信の場合は、
・あて先はどこか?
・件名の指定はあるか?
・担当者の指定はあるか?
などを確認しましょう。
×件名の指定がありながら違う件名である。
×宛先も違うアドレスである。
つまり、この応募は、正しく先方へ発信したとはいえません。
無効にされても致し方ないメールですね。
募集元は、大量メールを整理し、漏れなく確認するための配慮として、一定の規則を作っていることも多いでしょう。
募集内容を確実に把握するには、プリントアウトなどして、しっかりと確認してはいかがでしょうか?
応募メール その2【規定項目の確認】
件名:●△△製作者応募●
宛先:eee@abc.co.jp
名前:美文 花子
会員番号:
住所:〒000−1111
電話:090-1111-2222
fax:なし
携帯:090-1111-2222
メールアドレス:bibun@abc.ne.jp
コメント 初めて応募します。一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。
×会員番号など自分の資格を明記していない。
×住所もなく、電話も携帯電話番号の記載だけである。
つまり、仕事を依頼しても良い相手かどうか、信頼面で頼りない印象を与えるメールに感じられます。
会員番号などは登録形式の応募の場合、照会の手がかりにもなります。
場合によっては住所の項目欄に〒マークの記載がありますが、これは、「郵便番号も書いてほしい」と解釈しましょう。
電話番号として、携帯電話しかない場合は、その旨説明が必要です。
応募項目には漏れがないように、また、確実な情報を渡すことが、最初の第一歩ではないでしょうか?
応募メール その3【応募の意思を伝える】
件名:●△△製作者応募●
宛先:eee@abc.co.jp
FROM:"はなぴー"
名前: 美文 花子
会員番号:9999999
住所:〒000−1111 東京都多摩市○○町0-0-0
電話:111-222-3333
fax:なし
携帯:なし
メールアドレス:bibun@hotmail.com
コメント:報酬はどのくらいですか?
勤務先はどこですか?
誰でもできますか?
×コメント欄が質問事項だけである。
×アドレス欄にニックネームが表示されている。
このようなメールの書き方や設定では、仕事をするという意思、姿勢が浅はかである印象を与えてしまいます。
前回の問合せメールでもありましたが、自分の都合ばかりを求めてはいけません。
質問がある場合は、同時に「どうであれば応募したい」というような、意思表示があることで初めて応募メールといえるのでは?
初めての出会いになる応募メール、もう少し大切に扱いながら、自分の姿勢もアピールしていくと良いですね。
応募メール その4【一言付け加える】
件名:●△△製作者応募●
宛先:eee@abc.co.jp
お世話になります、美文と申します。
以下、△△製作者への募集に応募したくメールいたしました。
名前:美文 花子
会員番号:9999999
住所:〒000−1111 東京都多摩市○○町0-0-0
電話:111-222-3333
fax:なし
携帯:なし
メールアドレス:bibun@abc.ne.jp
コメント 大変興味のあるお仕事なので応募させていただきました。
お手数ですがよろしくお願いします。
○心使いの言葉を過不足なく表している。
○メールとしての挨拶マナーができている。
応募項目にある「コメント」欄では特に、社交辞令的挨拶(「こんにちは」「お世話になります」など)は必要ありません。
逆に、項目を全部記載することで「どこのだれか?」がわかるだけに、メールとしてのマナーである文頭での名乗りが抜けることが多いようです。
仕事はやはり、お互い気持ちよくしたいですね。
応募メールのポイント
ポイント1:あて先・件名・担当者を確認しましょう。
ポイント2:必要項目をはじめ、規定項目を確認しましょう。
ポイント3:応募の意思を伝えましょう。
ポイント4:必要事項以外に一言付け加えましょう。