デジタルまめ知識
【第2回】スマホを買うなら、やっぱりiPhone?それともAndroid?(前編)
スマートフォンを買おう、というときに、まず最初に迷うのは、iPhoneがいいか、Androidがいいかということ。いったいどこがちがうのでしょうか? 今回は、「OSのちがい」「端末のバリエーション」「修理・サポート」の3つの観点から比べてみます。
■OSのちがい
OSというのは、パソコンやスマホを動かす基本となるもの。パソコンだと、Microsoft社のWindowsとApple社のMac OSが有名ですよね。スマホのOSでメジャーなものは、この2つです。
・iPhone:Apple社「iOS」
・Android:Google社「Android OS」
■端末のバリエーション
iPhoneは安定感と完成度、Androidには選択肢と多様性があります。
・iPhone:1種類。色のバリエーションとメモリの差はあり(16GB, 32GB, 64GB)。
ボタンが一つで、直感的な操作性。保護カバーの種類が圧倒的に多い! 審査がきびしいので、アプリの脆弱なものはほぼない。
・Android:各メーカーから出ているので、画面のサイズや機能が選べます。Galaxy S3の画面は大きい! SDカードが入るのでメモリの増加が可能。日本語入力が秀逸。ワンセグ、おサイフケータイ(FeliCa、NFC)、PASMO、防水機能(アクティブなママには必須?)など。
(※電子マネーや防水機能などの機能は、機種によって使えない場合あり)
Androidユーザには、「過去に水没経験があるので、防水機能のないiPhoneが不安だった」という声も多く聞かれます。アクティブなママにとって防水防塵機能は必須という声も。自分のスタイルに合った機種と出会えるといいですね。
■修理やサポート
購入後、やっぱり気になるのはサポートです。不具合があったとき、どうすればよいのでしょうか。
・iPhone:Apple StoreかApple正規サービスに修理に出します。私は地方に住むiPhoneユーザなので近くにApple Storeがありません。Appleの公式サイト上から故障の具合を報告すると数日で宅配業者が代わりのiPhoneを届けてくれます。そこで内蔵のカード(SIM)を抜いて交換の機種に差込み、故障したものを宅配業者に渡します。サポートディスクに着いたあと、故障理由などの連絡があります。
・Android:購入したショップに持って行き故障の原因をみてもらい、メーカーに送るかその場で修理ができるかなどを判断してもらいます。
※最近増えている非正規の修理店での修理・改造をすると保証期間でも、『保証対象外』になるので注意が必要です。
スマホは小さいパソコンみたいなものなので、どちらの機種もちょくちょく不具合がでます。アップデートで直るものもあれば、初期化や再起動など自分で直せる程度のものも。困ったときは夫やママ友に「こういうときはどうするの?」と聞けるので、より多くの知り合いが持っている機種にする、という選び方もあるかもしれませんね。
★次回は「スマホを買うなら、やっぱりiPhone?それともAndroid?≪後編≫」をお届けする予定です。お楽しみに!
【著者紹介】
野田由香
中小企業庁ミラサポの専門家。ITコンサルタント。
ソーシャルメディアを利用活用した広報支援などを手がける。企業向けのほかにママ向けのFacebook講座など、セミナーを行う。
⇒チルドリン徳島