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「TikTok（ティックトック）」というアプリを知っていますか？　お子さんが中高生の方は耳にすることが多いのではないでしょうか。 TikTokとは、中国の企業が開発した「動画投稿アプリ」です。60秒以内といういわゆるショートムービー系の代表的なアプリでしたが、最近では3分までの動画が投稿できるようになったため、利用の幅がより広がりました。当初は15秒しか投稿できなかったため、今でも「TikTokは15秒のショートムービー」という印象が強い方も多いかもしれません。

動画というとすぐにYouTubeを思いつく人は多いかと思います。確かに日本や韓国ではYouTubeの視聴時間のほうが長いものの、アメリカ・イギリスではYouTubeよりも滞在視聴時間が長いアプリであるという調査会社のレポートもあります（注1）。また、2021年にはFacebook以外のモバイルアプリとして、初めて世界で30億ダウンロードに到達しました（注2）。動画1本当たりの時間が短めにもかかわらず、なぜこんなにTikTokが人気を集めるのでしょうか。

TikTokは「楽曲を選ぶ」という部分に入っている音楽であれば、著作権を気にせず自由にBGMとして使用・投稿することが可能なので、初心者でも簡単に本格的な動画が作れるのが最大の魅力です。また「ハッシュタグチャレンジ」などのネタ提供もあるため、「とりあえずやってみたい」という人にもハードルが低いのも特徴。撮影→加工→投稿までが手軽にできる「とっつきやすさ」が中高生にも浸透した理由のひとつと言えるでしょう。

今や子どものなりたい職業の上位の常連となりつつあるユーチューバー。YouTubeを使った動画配信にて収益を得る職業です。TikTokの場合は、最初から最後まで動画を見た人の割合＝視聴（再生）完了率が人気のバロメーターのひとつと言われています。そして、ユーチューバー同様に収益を挙げている「ティックトッカー」も存在しているのです。もしかしたら、今後子どもの人気職業のなかに「ティックトッカー」が登場するかもしれませんね。

※文中で紹介しているのは、2021年12月現在の機能です。仕様が変更になることもありますのでご了承ください。
注1：参考 https://www.appannie.com/en/insights/market-data/mobile-market-pandemic-recovery-signs/
注2：参考 https://sensortower.com/blog/tiktok-downloads-3-billion

【著者】
あきまつ
編集・ライター。一児の母。WEB制作周りに興味を持ったのは約20年前。日々進化する新しい技術とドタバタ子育てに悪戦苦闘しながら、おはようからおやすみまで暮らしを見つめています。