デジタルまめ知識
スマホのOSアップデートの必要性
スマホを使用しているとしばしば「アップデートを行ってください」という表示が出ることがあると思います。なんだかめんどくさかったり、よくわからないからという理由で放置していませんか。
■OSアップデートとはOS(Operating System)とは、パソコンやスマホに入っているさまざまなアプリなどを動かすための基本のソフトウェアです。スマホのOSはAndroidかiPhone(iOS)に大別されますが、それぞれ常に安全で最適な使い方ができるように、不定期にOSアップデートを推奨するお知らせがスマホに通知されます。
スマホユーザは手順に従ってアップデートを完了する必要があります。ほとんどは無料ですが、インターネット通信における費用はかかります。
念のため事前にデータのバックアップを取ることをお勧めしますが、その都度バックアップをとるのが億劫な場合は、定期的にクラウドサービスなどに自動バックアップをセットしておくとよいでしょう。
また、バックアップはスマホが故障したり破損したりして急に使えなくなった時の復旧にも威力を発揮しますので、こまめにとっておいて損はないでしょう。そのほか、アップデート用の大きいデータをダウンロードするため、Wi-Fi環境である必要があったり、アップデート完了まで数十分かかることもありますので、いつでもどこでもできるものではないということを頭にいれておきましょう。
では、なぜスマホを買ったときの状態のまま使い続けてはいけないのでしょうか。一番重要なのはセキュリティ面の更新です。買ったときには存在しなかったコンピュータウィルスや不具合が見つかった場合、それらを解消するプログラム等も含まれているため、アップデートは不可欠なのです。また、最新の機能が追加されたときも使えるように機能を補完する役割を果たすこともあります。
■アップデートにも限界はある最近は中古のスマホや一つのスマホを長期間使用するユーザも増えてきたため、年季の入ったスマホを愛用している方も多いと思います。ある程度の経年はアップデートにより機種が古くても使えることが多いのですが、OS内の仕組みが大幅に変わってしまうような大きな仕様変更があった場合、アップデートが出来なくなる機種もでてきます。該当するスマホを持っている場合はこれを機に、そろそろ機種変更を考えたほうがいいかもしれません。
【著者】
あきまつ
編集・ライター。一児の母。WEB制作周りに興味を持ったのは約20年前。日々進化する新しい技術とドタバタ子育てに悪戦苦闘しながら、おはようからおやすみまで暮らしを見つめています。