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デジタルまめ知識

短縮URLを見かけたら

011258.jpg「URL(ユーアールエル)は・・・」「https://・・・」という表現を見聞きするのが当たり前になった世の中、インターネットの住所みたいなものだな、という感覚はなんとなくつかめている方も多いと思います。そこで今回は「短縮URL」について簡単にまとめました。

URLとは、そもそも何の略?

「Uniform Resource Locator」の略称をURLと呼び、ざっくり説明すると「インターネット上にある情報を特定するもの」といったニュアンスになります。
ブラウザのアドレスバーの中に直接URLを入力したり、コピーアンドペーストしたりすることでアクセス先を指定し、目的のWebページへたどり着けるわけです。
郵便に置き換えれば「郵便番号」や「あて先」と似ていますね。ただし、1文字も間違えないで入力するのが必須条件ですから、そのあたりは少し間違えても届くこともある郵便より厳しいといえるかもしれません。

URLの長さは決まっている?

URLには長いものから短いものまでいろいろあることにお気づきでしょうか。しかし先ほどもお話ししたとおり、1文字でも間違えたらアクセスできませんので、実際には100文字超えた程度でも長いと感じることでしょう。
そこで、長いURLを本来とは違う文字に置き換え、短く表示させることができる「短縮URLサービス」が開発されました。

「短縮URL」は便利?

URLはスペース(空白)や改行が入ると正しくアクセスできなくなるため、文字通り短く表示すれば、正しく入力したりコピーアンドペーストしたりするのも簡単そうですね。しかし実際のところ、いまだに長いURLも存在します。それは、短縮URLにも弱点があるからです。
一番のデメリットとして、まったく別の文字列に置き換えてしまうため、元のURLが推測されにくくなることです。その点を悪用し、フィッシング詐欺のサイトへアクセスさせる業者が増えました。その対策の一環として、短縮URLが表示されているというだけで、メールマガジンがスパム扱いされることが多くなったのです。短縮URLサービスを提供する会社も、利用者を登録制にするなどの対策はとってはいるものの、なかなか犯罪が減らないのも事実です。

クリックする前に確認するのもお勧め

ほかのデメリットとしては、サービスの終了にともない、以前生成した短縮URLがいきなり使えなくなってしまうケースです。これでは元のURLが存在していてもアクセスできなくなるため、かえって不便です。また、元のURL→短縮URL→目的のリンク先、と経由地が増える分、ブラウザの読み込みや表示が若干遅くなることも挙げられます。
このような理由がわかってくると、短縮URLをクリックすることを少しためらってしまいそうになりませんか。念のため、普段お使いのブラウザにてリンクを開く前の確認表示をあらかじめ設定しておく方法や、元のURLを復元・確認できるサービスを利用するなど、自衛しながら利用することをお勧めします。

【著者】
あきまつ

編集・ライター。一児の母。WEB制作周りに興味を持ったのは約20年前。日々進化する新しい技術とドタバタ子育てに悪戦苦闘しながら、おはようからおやすみまで暮らしを見つめています。

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