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デジタルまめ知識

「ホワイト案件」にご用心

近年、在宅ワークやアルバイトを悪用した詐欺や闇バイトの手口が巧妙化し、被害が増加しています。今回は「ホワイト案件」と称する求人について考えてみたいと思います。

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安全な在宅ワークとは

コロナ禍もあいまって「在宅ワーク」という働き方がすっかり市民権を得た今日このごろ。それでも本来の目的とは大きくかけ離れ、犯罪の温床として悪用されるケースが増えてきました。
働き方の種類が増えても、仕事を提供する企業側は仕事内容や報酬、勤務時間、必要なスキルや経験などが明確に記載したものを提示します。また、その企業が発行する正しいメールアドレスや電話番号を使用し、ビジネスマナーに則った対応がされるのが通常です。仕事を始める際に費用を請求されることはほとんどないので、気になる求人が見つかった場合は、まず提供先の企業調査から始めましょう。

「大金を簡単に稼げる仕事」にエントリーする前に

「労力をかけずにお金が稼げますよ」といわれたら、世の中そんなに甘くないと思いつつも「どんな仕事なんだろう?」と興味を持っても不思議ではありません。そんなとき、その仕事に対して具体的な業務内容や報酬体系が明確に書かれているでしょうか。また「教材費」「登録料」「研修費用」などの名目で前金を要求されていませんか。
求人エントリー時に業務委託契約書や業務内容の詳細が提示されない場合は、信頼性に欠ける可能性があります。契約内容をしっかりと確認し、不明点があれば質問することが大切です。

「ブラック」=怪しい、「ホワイト」=安全?

そもそも、たいていの求人は本来「ホワイト」であることが大前提です。あえて「ホワイト案件」と書かれた仕事の中には、犯罪行為をカムフラージュするために「ホワイト」と謳っていることもありますので注意しましょう。特に、連絡先が個人のSNSアカウントやフリーメール、正しい日本語の言い回しではない表記の場合は安易に個人情報を入力しない方が賢明です。「ホワイト案件」という言葉に惑わされたりせず、少しでも不審に感じた場合は応募を控えるなどの「吟味するスキル」が重要です。

事前調査はしっかりと!

ここまで読むと「ちょっと慎重になりすぎて、新しい仕事が探しにくくなるのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、安易で不確かな話に飛びついたり、仕事の提供先をあまり気にせず申し込んだりして犯罪に巻き込まれる人が増えているのも事実です。また万が一のトラブルに備え、家族や友人と情報を共有し、常に相談できる環境を整えることもとても大切。安心して仕事ができるよう、冷静な判断と慎重な行動を心がけましょう。

【著者】
あきまつ
編集・ライター。一児の母。WEB制作周りに興味を持ったのは約20年前。日々進化する新しい技術とドタバタ子育てに悪戦苦闘しながら、おはようからおやすみまで暮らしを見つめています。

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