デジタルまめ知識
メールの送受信トラブル、その時どうする?(受信編)
今まで送受信ができていたのに、急にメールが使えなくなった経験はありませんか?
特に在宅勤務時にやりとりできないと困りますよね。仕事などの大切な業務でメールが滞ってしまうと、信用問題にもつながりかねません。しかも原因はいろいろあるため、慣れていないと特定するのも大変です。
そこで、メールトラブルの際に考えられる要因の一部を送信・受信に分けてご紹介します。今回は受信編です。
(ご注意)
以下はあくまでも一般的なチェック項目なので、トラブルが必ず解消できるというわけではありません。なぜなら、契約しているプロバイダによって設定する内容が違うからです。公式のサポートページをブックマークして、サーバメンテナンス情報などをすぐにチェックできるようにしておくことをお勧めします。
■来るはずのメールはどこへ?
前回同様、インターネットに物理的につながらない環境になっていないかをWebブラウザなどで確認して問題がなければ、別のメールアドレスから送ってみましょう。ご自身で複数個のメールアドレスを持っていない場合は、誰かにお願いして送ってもらうのもよいかもしれません。
■意図しないフィルタリングの可能性
ダイレクトメールやスパムメールによって利用者がトラブルに巻き込まれる事例を避けるため、プロバイダやメールソフトを提供する企業は迷惑メールを振り分ける技術で犯罪を未然に防ごうと対策していますが、その条件によっては迷惑メールでなくても何らかの理由で迷惑メールボックスに振り分けられたり、場合によっては削除されたりすることがあります。契約しているプロバイダによって方法が違いますが、各社サポートページ等を参考にして、手動で受信設定を変更・調整することで迷惑メールではないと認識してくれるようになります。
■セキュリティソフトもチェック
パソコンにインストールしているセキュリティソフト等が更新されたタイミングで、メールの送受信が一時的にできなくなる可能性があります。セキュリティソフトのバージョンを元に戻して送受信できるようであれば、ソフトのサポートページを参照してみましょう。
■メール「サーバ」=バケツ、受信メール=水 でイメージ
前回「相手先のメールサーバが容量いっぱいだと受け取ってもらえません」というお話をしましたが、メールサーバにメールをためたままにすると容量オーバーとなり、新しいメールは届かなくなります。「○日後に削除する」設定を調整することで容量をコントロールする方法が比較的簡単なのですが、メールソフトにて送受信しないとそのまま削除されてしまいますのでご注意を。たまった水は別のバケツ(=パソコン等)に移しましょう。
■こんなときは送信相手に聞いてみよう
しばらく時間をおいても届くはずのメールが来ない場合は、添付ファイルの有無とファイルサイズ、送信日時を聞いてみましょう。特にプロバイダに問い合わせるときは、送信日時が正確な方が原因を絞り込めることが多いようです。
2回にわたってメールの送受信トラブルについて考えてみました。
「つながらない理由」を一つひとつ追っていくと解決することも多いので、ぜひ参考にしてください。