デジタルまめ知識
ブログでのトラブルを避けるために
ブログは、時系列によって表示されるので日記がわりに使う人がとても多いです。
芸能人や社長、何らかの公の立場で情報発信する人は別としてほとんどのブログは本名でなく、ハンドルネームなどで名乗られています。
ですから、ふだんは口にしないようなことや、言いにくいこと、誰にも言えない愚痴などを書く人もいます。
使い方は人それぞれなので、ネガティブなことを書こうとポジティブなことを書こうともちろんそれは本人まかせ。
でも、忘れてはいけないのは、引き出しにしまってある日記とちがって、 「書いた内容が公開されている」ということです。
誰が見ているかわかりません。
もしかしたらあなたの知り合いが読んでいて、 「これはきっと●●さんのブログにちがいない」 なんて気づいているということも考えられます。
ブログの書き込みをめぐってトラブルになり小中学生が新聞沙汰になるような事件を起こしたり、ママ友同士で、陰口を書かれてギクシャクしたり訴訟にまで発展することもままあるようです。
もし、日常生活をブログに書くのであれば実際にあった日付と少しずらして書くようにしましょう。
場所が特定できないようにぼかしたりすることも必要です。
関係者だけがわかるような言葉を使ったりすることもできるだけ避けましょう。
また、写真をアップするときは場所や人がはっきりわからないように。
匿名で書く場とはいえ、基本的には日常生活と同じように、相手のことを考えて書く、読む、ということが大切ということですね。
具体的に、どんなことを書いたら個人が特定されてしまうのか?
これについては、いろいろなブログを読んでみると、「
これはまずいんじゃ?」
「こういうふうにぼかせばいいのね」
というポイントが、何となくわかってくると思います。
ひとつ記事だけでは個人を特定できなくても、過去の記事とあわせてみると推測できたりするものです。
そんなに気をつかわなきゃいけないなら、ブログなんて面倒だわ!
という方は、ブログの記事を特定の相手だけに見せるような設定にしたりmixiやGREEなど、個別に公開相手を選べるようなSNSを利用して、親しい人に向けた近況報告をするとよいでしょう。
もちろん、ある程度個人をさらしていくことでよりリアルな主張ができる場合もあります。
目的にあわせたマナーを忘れず、有意義なブログにしたいですね。