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デジタルまめ知識

「おじさん構文」に「おばさんLINE」

010769.jpg皆さんはSNS等を使う際に、どんなことを気をつけながら使っていますか。
ここのところ難しいお話が続いてしまいましたが、それだけ慎重に利用しないといけないことはおそらく分かっていただけると思います。

とはいえ、「SNSはもっとフランクに、相手に気持ちを伝えたい!」
「だって、コミュニケーションツールでしょ!!」
と、考える方も多いかと思います。しかし、そう思えば思うほど、相手に真意が伝わらなくなってしまう難しさをSNSは秘めています。その最たるものが「おじさん構文」や「おばさんLINE」かもしれません。

「おじさん構文」や「おばさんLINE」とは

非デジタルネイティブ世代の中高年がSNSを利用する際に多く見られる文章の書き方を「おじさん(おばさん)構文」「おじさん(おばさん)LINE」などと表現されることが近年増えてきました。特に確固たる定義はありませんが、若い世代の人たちがわざとマネをして楽しむほど、SNS上の文章は特にジェネレーションギャップが大きいようです。
特徴としてよく挙げられるのが「一文が長い」「絵文字が多い」「自分語りが多い」「句読点がやたらと多い」「語尾に小文字」などなど。「うわッ...私の文章長過ぎ...?」なんて思い当たる方ももしかしたら(もしかしたら、ですよ!)いらっしゃるかもしれません。
おそらくおじさん・おばさんは、若い世代の人たちと実際に話すときの感覚で文章を作ってしまうのに対し、デジタルネイティブたちは実際の会話とSNS上でのやり取りは別物ととらえているようです。これでは永遠に平行線のままですね。

現代の若者は使い分け&シンプル

「LINE」でやり取りしたり「InstagramのDM(ダイレクトメール)で連絡を取り合ったりと、各SNSの利用特性を理解したうえで使い分けているのが若い世代の人たちの特徴です。
しかも、句読点もいらないような短文で送り合うのが今の主流。「よろしくお願いします(ハート)」みたいな表現も、「よろ」などで済ませるわけです。会話のようなスピード感をSNS上で展開しているので、長文は選択肢に入ってきません。目上の人とのやりとりであっても、シンプルな文章が基本のようです。
「私だっていろいろなSNSを駆使しているよ!」という方もいらっしゃるとは思いますが、自分が送ったLINEの吹き出しが縦に長かったら......スピード感はあまり出ていないかもしれません。

無理せず、しかし相手を考慮して

ちなみに今のところ1万文字までは送れるようなのですが、話すときにも相手のことを考えて話すのと同じように、送る相手・世代によっては少し文章を考慮するのもSNSのマナーと言えます。昔の長電話を長文&絵文字&多量のスタンプに置き換えて送り合える相手であれば、まったく問題ありません。(それはそれで楽しいですよね)
簡潔にするがあまり、意に反して昔の電報みたいにぶっきらぼうな感じになったり、堅苦しい文書になったりするかもしれませんが、まずはスマートな伝え方を心がけてみましょう。

それでも「私のこの気持ちが、うまく、伝わらないと、それはそれで困るから、私がどう思ったか、最初からドンドン書いていきますねぇ↓↓↓」
って書き始めようとしたら、ぜひこのコラムを読み返していただきたいと思います(^_^;)

【著者】
あきまつ

編集・ライター。一児の母。WEB制作周りに興味を持ったのは約20年前。日々進化する新しい技術とドタバタ子育てに悪戦苦闘しながら、おはようからおやすみまで暮らしを見つめています。

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