デジタルまめ知識
【第6回】キッズケータイはどこがいい?(大手3社auとDoCoMoとSoftbank)
■どうちがうの? 「通話ができるか、できないか」
キッズケータイの違いについて、調べてみました。
・通話ができないタイプ(みまもりGPS)
まず、通話ができないものだと、Softbank201ZのみまもりGPSがあります。これは貴重品の見守りなどにも利用している人もいるようで、自分の指定している範囲以外に移動すると検知してメールが届くようになっています。子どもの居場所を位置情報つきメールで知らせてくれます。たとえば、「家に帰ったら通知を受ける」など、指定した居場所やエリアへの出入りを検知してメールが送信されます。防犯ブザーつきのように見える丸いストラップは、落としにくさを追求したデザインのようですね。
・通話ができるタイプ
キッズケータイはあらかじめ登録された番号に電話をかけることができます。auは10件まで、DoCoMoワンタッチ発信キーで4件Softbankの202Zもワンタッチ発信で3件登録ができます。着信についても制限があります。ママのほかにも家族の電話番号を設定しておくとよいですね。
わが家ではSoftbankのキッズケータイを使わせています。電話がかかってきて出られなかった場合、位置情報がついた着信通知メールがショートメールで届きます。私が出られずに、リピートして発信してくれるので、次の優先番号をパパにしているとパパに発信するような仕様になっています。
・メールができるタイプ
DoCoMo HW-01 Dとau mamorino3。
キッズケータイから、あらかじめ用意された定型文を選んで、かんたんな文章メールを送ることができます。機種によっての違いはありますが「迎えにきて」、「電車にのりました」、など、よく利用するものが上に表示されます。自由入力も対応しており、子どもの成長に合わせ、漢字設定や予測変換なども設定できます。(mamamorino3は通話とGPS機能にすることも可能です)
・駆けつけサービス
各社とも、何かあったときのために、警備員駆けつけ系のサービスがオプションで付けられます。auの場合、ALSOKの駆けつけサービスがあり、月額の使用料が無料か定額を選べます。DoCoMoの場合はSECOなどと、駆けつけ料金については別途金額が1時間毎にかかります。
・オプションでGPSも
各キャリア毎に別途のサービスがあり、位置を検索したい側のママの携帯電話に、オプションとして位置検索を申し込むことで利用できます。Softbankなら「位置ナビ」に加入申込みする必要があります。料金はSoftbankの場合、月額使用料300円に検索利用料が5円/回かかります。DoCoMoやauも同様に別途月額使用料と検索料がかかります。
月額利用料は、ママの携帯の契約やプランによって変動がありますが月額利用料に、位置情報を検索する月額利用料と駆け付けサービスなどのオプションプランを選ぶようになります。キャリアによっては子どものもしもの傷害賠償保険なども選べるようになっています。
【著者紹介】
野田由香
中小企業庁ミラサポの専門家。ITコンサルタント。
ソーシャルメディアを利用活用した広報支援などを手がける。企業向けのほかにママ向けのFacebook講座など、セミナーを行う。
⇒チルドリン徳島