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デジタルまめ知識

「申し込みフォーム」をストレスなく使うためのヒント

現在、新型コロナウィルスワクチンの接種予約がインターネット経由で申し込み可能な地方自治体が増えていますが、「サーバがダウンしてつながらない」とか、「予約するのに○時間かかってしまった」などの声をよく聞きます。 もちろん、利用者の規模に応じたシステムなのかなど、開発側の問題も考えられるのですが、利用する側がちょっと心がけたいことをまとめてみました。

008918.jpg「申し込みフォーム」のしくみ

本来は更新済みのページが更新されずに表示されるのには「キャッシュ」という機能が関係しています。
インターネット上で予約や申し込みができる、いわゆる「フォーム」というのは、あらかじめ目的のプログラム(ここではワクチンの申込み)を組んでおいたインターネット上のページを指します。フォームにアクセスして必要な情報を入力することで、予約などが可能となるわけです。
また、フォームから入力した情報を格納したり、取り出して表示・確認させたりするための中枢部分が「サーバ」という部分です。サーバについては「大切な情報を蓄積しておくための箱」とイメージしてください。

「サーバダウン」とはどういう状態なのか

たくさんの人がワクチン接種予約の開始日時に申し込みフォームにアクセスしたことで、「サーバダウンして申し込みフォームが使えなくなった」というニュースをあちこちで聞いたかと思います。昔は「電話線がパンクした」などという表現がありましたが、これとほぼイメージとしては同じで、やはりひとつの場所にたくさんのアクセスが集中したため、インターネットが一か所に同時に繋ぎきれず、不通になる現象が起きていました。「しばらく経ってからもう一度アクセスしてください」といった表示を繰り返し見て、怒りが湧いてきた人も多かったと思います。

つながらないと分かったとき、人はどのような行動をとるか

つながるはずのフォームにつながらないと分かると人々はどうするのか、その心理状態を考えてみましょう。「またつなげなきゃ!」って思って、再度アクセスしようとする人が増えます。そして、何度も何度もアクセスを試みることで、さらにつながらなくなる悪循環に陥り、不通が長引く原因のひとつとなるのです。

「急がば回れ」の対処法
それでもどうしても早く申し込みをしたいというときは、たとえば深夜・早朝など、インターネットに接続する人が少ない時間帯を見計らってアクセスするなどの工夫が必要です。(システムメンテナンスをしている場合もありますので確認しましょう。)

ここまで読んで、「なんだ、たいしたテクニックではないな」などとがっかりしないでくださいね。「時間や場所を問わずにアクセスできるのがインターネットの利点なのに!」と憤る人もいるかもしれません。しかし、こんなときこそ、ほんの少しだけ視点をずらして考えてみましょう。相手の見えないインターネットですが、使うのは人間どうし。ちょっとした譲り合いを心掛けてみるのもいいかもしれません。
【著者】
あきまつ

編集・ライター。一児の母。WEB制作周りに興味を持ったのは約20年前。日々進化する新しい技術とドタバタ子育てに悪戦苦闘しながら、おはようからおやすみまで暮らしを見つめています。

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